数字で示せるものは数字で示そう!履歴書&面接対策の自己PR
履歴書に書く自己PRや面接の際に話す自己PRは、採用を決める大きな要素になっています。ここで上手く自分の魅力をつたえられるかどうかで、面接の手ごたえもかなり変わってくるでしょう。
ところで、自己PRには、ちょっとしたコツがあります。それは、数字を使う、ということです。
数字には人を納得させる力がある
わたしたち人間には、数字に弱いという特徴があります。つまり、同じようなことを話していても、数字が入っていればより具体的な情報に感じ、納得しやすくなるのです。
たとえば、
「このサプリメントにはすっごくたくさんのビタミンCが入っています」
「このサプリメントにはあんず1000個分のビタミンCが入っています」
どちらに説得力を感じますか?後者の方が、より具体的なカンジがしますよね。このように、商品の宣伝をする際にも数字が使われることは多いんですよ。
ちなみに、この例のような宣伝では、数字の見せ方を工夫しているもので、実はすごくないことなのにすごく見えることもあります。例では「あんず1000個分」と書きましたが、あんずはそもそもビタミンCが少ない果物です。あんず1000個分のビタミンCだと約2000mgになるのですが、これはレモンで言えば100個分になります。100個よりも1000個の方がすごそうな感じがする、ということであえてビタミンCが少ない果物を引き合いにだしています。
もちろん、自己PRにおいてはこのような姑息なマネをするのはおすすめしませんが、自己PRにも数字を入れられるところがあればぜひ入れていきましょう!
数字を入れられるところとは?
では、自己PRにおいて数字を入れられるところとはどういうところでしょうか?
「小学校のときからピアノを続けているおかげで、一つのことを長く続けるのが好きな性格です」
これを、
「小学校のときから18年間ピアノを続けているので……」
というよに変えると、具体的な数字が入ることによって説得力が増します。「そんなに長いあいだ続けているのはすごい!」と思ってもらいやすくなる、ということです。
他にも、
「前職では、営業として実績を積んできました」
これを、
「前職では、営業として月平均3件の契約をとってきました。これは年間目標に対し、2倍の数字です。おかげで営業職に対する自信がつきました。」
と言えば、具体的でいいですよね。
このように、アピールしたいことには数字を入れていくようにしてみてください。あらためて自己PRを考えてみると、けっこう数字を入れられるところはあると思います。ぜひ、実際の自己PRにも数字を取り入れてみてくださいね。
数字が入れられなくても大丈夫!
もちろん、職歴が無い人や、数字に表せるアピールポイントが無い人もいるでしょう。だからと言って、無理に数字が入るようなエピソードをでっちあげてはいけません。
ただ、学生時代にがんばったことなどを思い出せば、何かしら数字が関わる経験はあるものです。しっかりと、ひねり出すつもりで考えてみてくださいね!