派遣登録で経歴詐称はバレるのか?
派遣会社に登録をする際には、履歴書や職務経歴書が必要となってきますね。場合によっては、持参ではなく登録会の当日にパソコン入力していくこともあります。
経歴を申告するときによく疑問に思われるのが、過去の職歴に関する経歴詐称はバレるのか?ということです。
というのも、
・職歴が多いと「すぐに辞められてしまう可能性がある」というイメージを持たれる
・数年前の職歴に関して細かく覚えておらず、詐称になるかもしれない
・過去の退職理由がマイナスの印象に繋がるかもしれない
このような心配がある人も多いようです。
というわけで、職歴に関する経歴詐称はバレるのか、というテーマについてご紹介していきますね!
バレるかバレないか、ずばりグレーゾーン!
いきなり曖昧な答えですみません。しかしなぜグレーゾーンなのか、簡単に説明していきますね!
◎経歴詐称をしているかどうか、派遣会社が調べることは可能?
あなたが派遣登録で経歴を申告した時点で、詐称しているかどうかを派遣会社が調べることは可能です。雇用保険の受給などをしたことがある人はわかるかと思いますが、あなたの職歴は公的機関で記録されています。
アルバイトであっても正社員であっても、入社、退社したときには勤務先が色々な手続きを行いますよね。ですので、職歴は一日単位でしっかり記録をされているのです。
しかしここで大切なポイント!基本的に、派遣会社は経歴詐称をしているかどうかを調べることはありません。
その理由は以下の通り。
◎調べることができるのに、なぜ調べないのか?
派遣会社には日々たくさんの登録希望者が訪れます。そんな中で、1人毎の経歴詐称を調べるには、単純に時間とコストがかかりすぎるからです。
経歴は派遣会社にとっても重要なことではありますが、逆に言えば他の部分に基準をおいてあなたを判断してくれるともとれますね。
また、働いてもいない職場を勝手に申告したり、大幅に勤務期間をごまかしたりする人材はめったにいないので、そこは細かく調べる必要はないのかもしれません。
と、ここまで読んで安心してしまったあなた!ひとつ注意点があります!
雇用形態によっては、しっかり調べられることもある!
ここでポイントになるのは、派遣会社で登録後、あなたが希望する雇用形態。
◎派遣スタッフとして働くのか、正社員として働くのか。
派遣スタッフとして働く場合、上記で説明したようにわざわざ調べられることはほぼないでしょう。ただし、正社員雇用の場合は例外です。
ここでいう正社員雇用とは、派遣会社による自社雇用の場合。登録した派遣会社の正社員として働く場合ですね!(派遣会社での働きかたの一つとしてそういった雇用もあります。)一方、紹介予定派遣でのちに正社員雇用される場合は、紹介先企業が経歴詐称していないかを調べるかどうか次第となります。
※紹介予定派遣とは一定期間、派遣会社からの派遣スタッフとして就労をし、双方合意の上で紹介先企業の正社員として雇用される(派遣スタッフではなくなる)という働きかた。
社会人マナー!経歴詐称、しないに越したことはない!
基本的には調べられることはないようですが、派遣会社や雇用形態によってはキッチリ調べられることも想定しておきましょう。
前述にもありましたが、
・働いてもいない勤務先を勝手に申告すること
・勤務期間を大幅にごまかすこと(すぐに辞めたのに長期で申告をする、など)
・職務内容や退職理由を詐称する
というようなことは辞めましょう!バレない、と言っても社会人としての常識はしっかり守りましょう。
ただし、何年も前の職歴で具体的な勤務期間を思えていない場合などは、思い出せる範囲で申告すれば良いかと思います。
その場合は、登録会の面談時などに「具体的な期間を失念してしまい確かではないかもしれません。申し訳ございません。」と、正直に申告するようにしましょう。
意外とそのひとことが好印象につながることもあるかもしれませんよ!