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PDCAサイクルって知ってますか?

あなたは、職場でPDCAサイクルについて教えられたことはありますか? もしくは、ビジネス書などで読んだことがある、という人もいるかもしれません。

働く上で、もっと言えば「生きる上で」、PDCAサイクルというのはとても大切なものです。そこで、ここではPDCAサイクルとはどういうものなのか、解説していきたいと思います!

振り返り、改善を繰り返すこと

PDCAサイクルの「PDCA」とは、このような意味です。

【P】……Plan 計画する
【D】……Do 実行する
【C】……Check 評価する
【A】……Act 改善する

PDCAサイクルというのは、計画→実行→評価→改善→計画……というように、改善を重ねていく、ということです。

このサイクルを繰り返すことによって、仕事のスキルは螺旋階段のように、スパイラル式に上昇していきます。逆に言えば、PDCAサイクルがされていないと、毎日同じことの繰り返しをするばかりで一向に成長しない、ということもできます。

評価・改善を意識していますか?

特にPDCAサイクルを意識していなくても、すでにPDCAサイクルができている人もいます。普通に働いているだけでも、「ここはうまくいかなかったから、次はこれをこうしてみよう」というように、試行錯誤して働いている人ならPDCAサイクルができていると言えます。

逆に、自分の仕事について振り返って評価や反省をしたことが無いという人や、「改善っていうのは上の人が考えてわたしに指示することでは?」と考えている人の場合、PDCAサイクルができておらず、毎日同じことを繰り返しているだけの可能性が高いです。

PDCAサイクルができていないと感じる人は、まずは「評価」することから始めてみましょう。いくら慣れた仕事であっても、まったく改善すべきところが無い、ということは滅多にありません。何かしら、「ここをもうちょっとこうすれば良くなる」というポイントがあるはずです。

もちろん、実際に「お客様からクレームが来た」とか、「言われた時間に終わらなかった」とか、明確にわかる反省点や失敗があるなら、必ず振り返って自分の仕事を評価しなければなりません。

そして、その評価をもとに改善するポイントを考えます。改善は、ほんの些細なことでもいいと思います。たとえば、「ここに置いてあると取りに行くのに1分かかるけど、こっちに置いておけば20秒に短縮できるから、1日10回作業するとしたら6分40秒の短縮になる」なんていうこともあるかもしれません。

少しずつ改善を重ねていくことで、一つひとつはあまり変わらないように思えても、1年後には大きく成長しているはずですし、会社の利益も増えているかもしれませんよ。

PDCAサイクルの実践方法

仕事によっては、会社からPDCAサイクルの実践が指示されていて、週1回の上司との面談のときに評価や改善について聞かれることもあります。しかし、そういったことがシステム化されていない仕事の場合は、上司や会社に頼るのではなく自分自身でPDCAサイクルを実践していくことになります。

と言っても、大して難しいことではありません。はじめは、「今日はこういうところがあまり良くなかったな、明日はもっとこうしてみよう」と頭の中で考えるだけでもけっこうです。帰りの電車の中や寝る前などの時間を利用して、振り返りの時間を作ってはいかがでしょうか?

もっと本格的にPDCAサイクルを実践するなら、手帳などに「書く」のがおすすめです。自分の手帳に、日記のように評価や改善を書くのもいいですし、専用のノートを作ってもいいと思います。書き残していくことによって、後から見返したときに自分の成長の軌跡を見ることもできますし、それが自信になって、今後の仕事も頑張れる、ということもあるでしょうお。

PDCAサイクルというのは、なにも特別難しいことをしなければならないわけではありません。自分がもっと成長するために、もしくは自分がもっと楽に仕事をするために(笑)、仕事のやり方を改善していくのがPDCAサイクルです。

今まで、PDCAサイクルについて意識してこなかった人は、試しにPDCAサイクルを実践してみて、どのような改善ができるか試してみてくださいね。