会社の飲み会には参加すべき?
会社によっては、送別会や歓迎会、忘年会に新年会など、飲み会が開催されることも多いと思います。最近は「若者のアルコール離れ」なんてことも言われていますが、会社の飲み会は面倒でも断らずに参加すべきなのでしょうか?
飲み会に参加することのメリット
まず、飲み会に参加することで、職場の人とゆっくり話すことができます。
普段、仕事中はぺちゃくちゃおしゃべりするわけにはいきませんよね。少しぐらい雑談することはあっても、ゆっくりと話す時間は無いはずです。飲み会に参加することで、仕事を気にせずおしゃべりに集中できるので、そこで親睦を深めることもできるようになります。
次に、仕事を一緒にしているだけでは分からない同僚の「人柄」が分かるというメリットもあります。一緒に仕事をする中で分かることもいろいろあるとは思いますが、その一方で、意外と同僚のことを何も知らなかったりしませんか? プライベートな話をすることによってその人の人柄が分かるのはメリットと言えるでしょう。(ときには、嫌な部分を知ってしまうこともあるかもしれませんが、それも知らないままより知ってた方がいいですよね)
さらに、こうして親睦を深めることによって、仕事にも良い影響があります。仕事中もコミュニケーションが取りやすくなり、仕事がスムーズに進みやすくんるんですよね。あまりしゃべったことが無い人よりも、人柄が分かっている相手の方が「今この仕事を頼んだら引き受けてくれそうだな」とか、「今は話しかけない方が良さそうだな」といったことがわかるようになり、「あうんの呼吸」で仕事ができるようになるかもしれません。
飲み会じゃなくてもコミュニケーションはとれる
飲み会に参加することには多くのメリットがありますが、かと言って、「飲み会でないと得られないメリット」というのはありません。たとえば、ランチタイムに一緒にランチをすることでも仕事以外の話はできますし、アルコールが無いと話せない、というわけでもありませんよね。
これは、タバコを吸うことのメリットにも似ているように思います。タバコは百害あって一利なしと言われていますが、喫煙室というのは意外なコミュニケーションの場として機能しています。会社内の喫煙所には、偉い人も平社員も同時に存在していて、喫煙室で話していたことがきっかけで仕事もうまくいくようになった、というような例もありますし、そこまでいかなくても、普段話さない他の部署の人と話すことによって仕事がやりやすくなった、ということは多々あります。
しかし、だからと言って、百害もあるようなタバコをコミュニケーションのためだけに吸い始めるというのはおかしいですよね。メリットはあっても、デメリットの方が多いのですから、今タバコを吸う習慣の無い人が、わざわざタバコを吸うというのはばかげています。
飲み会に関しても、人によってはメリット以上にデメリットがあると感じているもの。そういう人が、コミュニケーションをとるために、という理由で無理して飲み会に参加するのは、おすすめしません。そんなことしなくても、仕事を真面目にしていれば基本的には問題はないはずなのですから。
参加しにくい事情がある人は断ってOK
最近は、子供がいながらフルタイムで働く女性も増えています。しかし、子供が小さいうちは、ママが飲み会に参加するのは難しいですよね。小さい子供がいる家庭は夫も働き盛りであることが多いですし、「飲み会に参加するから」という理由で親に子供を預けられない、という人も多いでしょう。
そういう人は、無理に参加しようとしなくてもかまいませんし、断わるときに罪悪感を感じる必要もありません。「子どもの手が離れたら、参加させてくださいね!」と明るく断ってしまいましょう。
もちろん、自分自身が会社の飲み会に参加したい、という場合は別です。頻繁に参加するのは難しくても、年に1~2回程度なら夫に早く帰ってきてもらったり、親を頼ったりして飲み会に参加してもいいのではないでしょうか?
ただ、どうしても参加できないという理由が無い人の場合は、たまにでもいいので飲み会に参加することをおすすめします。飲み会に参加しないと仕事にマイナスになるということはありませんが、飲み会に参加することによって得られる「プラス」の部分はいろいろとあります。
3回に1回は参加するようにするなど、無理のない範囲で参加すると、仕事を一緒にしているだけでは分からない、さまざまな魅力に気づくことも、気づいてもらうこともできると思いますよ。