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会社の辞め時はいつ? 人間関係は好転するのか?

会社を辞めるタイミングって、難しいですよね。家庭の事情などで辞めざるを得ないケースを除くと、多くは人間関係が原因で退職に至る人ですが、いつ仕事をやめるべきなのかは、なかなか判断できないものです。

人間関係は改善することがあるのか?

働くということは、他人との関わりを続けていくということです。同僚や上司に嫌な人がいても、その環境を簡単に変えることはできません。上司が異動になるとか、同僚が退職するとか、そういったことがあれば環境も変わりますが、滅多にないことですよね。

では、人間関係が良くなることはあるんでしょうか? 仕事をやめるタイミングを悩んでいる人も、「簡単に仕事をやめるのはダメだ」というように、なんとか思いとどまろうとしています。

「そのうち分かってくれるはずだ」とか「今は忙しいからピリピリしているだけで、いずれ落ち着くはずだ」とか考えて、しばらくは粘ってみますよね。

ただ、一度こじれた人間関係が改善して良好な関係を築ける可能性はかなり低いと思われます。わたしは何度か転職を経験していますが、何年もパワハラに耐えてみても、最終的には状況が改善するようなことはありませんでした。もちろん、できることはいろいろやってみました。上司と直接話し合う機会を作ってみたり、さらに上の上司に相談してみたり、同僚と話し合って結束してみたり……。

でも、一時的に良くなることはあっても、状況が根本から改善されることはありませんでした。

悪化した人間関係を良くするというのは、とても難しいことなのだと思います。

体調が悪いなら、さっさとやめた方がいい

人間関係が主な原因で退職しようかどうか迷っているとしても、すでに体調がすぐれないなら、早めに退職した方がいいと思います。なぜなら、体調がすぐれないというのは、職場の環境に原因があるからです。

体調が悪いのに無理に働き続けると、どんどん体調は悪化していきますし、それどころか精神面にまで悪影響を及ぼし、入院が必要になってしまうとか、ある日突然倒れて長期休養が必要になってしまうとか、シャレにならない状況になります。

体調が悪くなっている時点で、すでに精神面にも何かしらの影響はあるはずです。自分では何も問題が無いと思っていても、辞めた後に振り返ってみると、「あの時は普通の状態じゃなかったかも……」と気づくものです。

仕事で見返すという方法もある

同僚に仲間外れにされているとか、不利なことばかりを上司に告げ口されるなどの状況は、自分自身が仕事で活躍して実績を残すことによって改善できることがあります。

その同僚よりも圧倒的に仕事ができるようになれば、上司も同僚ではなくあなたの肩を持ってくれるものです。そもそも、会社は仕事をするところなのですから、しょうもない陰口などは気にせず、仕事にまい進すればいいのです。その結果、あなたが上から認められるようになり、同僚を見返すことができるかもしれません。また、同僚自身が居心地が悪くなってしまい、自ら退職してくれるかもしれません。

もし、仕事のやり方次第で職場の環境を改善させられそうであれば、もうちょっと頑張ってみてもいいかもしれませんね。

転職した方がいいケースの方が多い

人間関係が原因で退職するかどうか迷っている場合、さっさと退職してしまった方がいいケースの方が多いです。職場の人間関係は改善しにくいからです。

ただ、あまりにも転職回数が多くなりすぎると、次の転職で不利になりやすいので、すでに転職回数が多い人は慎重に考えた方がいいでしょう。とは言え、最近は働き方も多様化していますし、とりあえずしばらくは気軽なアルバイトで食いつないで、じっくり次の職を探すのもアリです。

働き方は本当にいろいろあります。独立して起業する人もいますし、複数の仕事を掛け持ちして収入を得る「複業」も最近増えてきています。

退職のタイミングは難しいものですが、職場の状況が改善する可能性を冷静に計算してみて、望みが薄い場合は早めに転職した方がいいかもしれないですよ。