「目を見て話す」はNG⁉ 大事なのは顔を見ること
わたしたちは、小さい頃から「相手の目を見て話しなさい」と言われてきました。でも、実は「目を見て話す」というのは良くないことだって知っていましたか?
面接の際にも、面接官の目を見てはいけないのです。では、どこを見ればいいのでしょうか?
目を見て話すと否定される可能性あり!
相手の目を見て話していると、相手はあなたに対して否定的な感情を抱く可能性が高くなります。相手の目を見て話すといいのは、もとからあなたに対して好意を寄せている人や、あなたの意見に賛同している人だけです。
面接では、初対面の相手なのですから好意も何もありませんよね。目を見て話していると、あなたのいうことに対して面接官は否定的な感情を抱いてしまいます。揚げ足をとるようなことを気づかせてしまったり、うさんくさいと思われてしまったりと、相手の目を見て面接に挑んでもいいことは無さそうです。
また、相手の目を見て話すというのは案外難しいもの。面接のときは多少なりとも緊張してしまうので、目を見て話すのは余計に難しくなります。そんな状況で頑張って相手の目を見て話していると、自分自身も余計に緊張してしまい、上手く話せなくなってしまう可能性があります。
相手に好感を持ってもらうためには?
では、話しているときは、どこを見ているといいのでしょうか? まさか、全然違うところを見るわけにもいきませんよね。
よく言われているのは、「相手の口あたりを見る」ということです。「ちゃんと目を見て話しなさい」と言われてきた人も、目ではなく相手の口を見るようにしてください。
相手の方を見るということ自体はとても大切です。「あなたに対して話していますよ」と伝えるためには、相手の顔の方を見て話す必要があり、かと言って目を見てしまうと相手に威圧感を与えてしまいますので、口あたりを見るのがベスト、というわけです。
また、口元ではなく、相手の後ろの風景を見るようにするのもおすすめです。要は、相手の目にピントを合わせるのではなく、あえてピントをずらすということ。ピントをずらすことによって相手に与える威圧感がなくなり、かつ相手の方を向いて話すことができるので、好感を与えやすいです。
面接官との距離がある程度離れている場合は口元を見るのがおすすめですが、相手との距離が近い場合は口元を見ているとあきらかに「口を見られている!」と感じさせてしまうので、後ろの壁を見るようにして、ピントをずらすように話してみましょう。
相手の目をみて話すべきところは?
相手の目を見ても相手があなたに対して否定的にならないのは、「あなたに対して好感を持っている状態」だとお話ししました。
つまり、面接が進み、面接官があなたに対して賛同している雰囲気を感じ取ることができれば、相手の目を見てもマイナスにはなりません。面接官が身を乗り出してあなたの話を聞いているとか、大きくうなずく場面があったりしたら、面接官はあなたに対して良い感情を抱いている証拠です。
その気配があれば、その後、たとえば面接の最後の締めくくりや、あなたのアピールポイントを話す最後の一文あたりでは、相手の目をじっとみてアピールするのも良いでしょう。
あなたに大して良い感情を持っている相手に対してであれば、目を見て話すのはむしろ好感度を上げやすくなるので、上手く使い分けて面接を乗り切りましょう!