忙しくても資格はとれる!社会人向けの独学勉強法
資格を取得しようと思えば、勉強は欠かせません。「せっかく社会人になったのに、また勉強をするのは嫌だ……」と、なかなか机に向かえないという人も多いのではないでしょうか?
でも、やりたい仕事に就くため、もしくは今よりも年収を上げるためには、必要な資格をとらなくてはならないこともあります。そこで、ここでは社会人向けの独学勉強法について、紹介したいと思います!
自宅での勉強場所を整えよう
勉強というのは、多くの人にとって簡単なことではありません。勉強は日々の積み重ねが大切ですから、毎日コツコツと続ける必要があります。そこで、まずは勉強時間を多くを過ごすことになる自宅での学習場所を整えましょう。
自宅での勉強場所は、自分用の机がある人なら机で、無い場合はダイニングテーブルなどを利用して勉強することになります。でも、机やテーブルさえあれば勉強ができるというわけではありません。
誘惑の多い勉強場所では、集中することができません。集中すればすぐに覚えられるような内容でも、集中力が無い状態だといつまで経っても覚えられないものです。
集中しやすい環境は人によっても違うのですが、基本的には片付いている方が集中しやすいものです。学習に関連するものが雑然と並んでいるぐらいならいいですが、勉強に関係ないもので溢れ返っているような場所では集中しにくくなってしまうので、くれぐれも気を付けてくださいね。
ダイニングテーブルなどを勉強場所にする人の場合も、普段からダイニングテーブルを散らかさないようにして、勉強前には関係ないものをすべて片づけてから勉強を始めるのがおすすめですよ。
効果的な勉強法
勉強するときには、ただテキストを読んだり、マーカーでラインを引くだけでは効果があまりありません。勉強は、とにかく書くことが大切です。
まず、暗記をする場合には、「読む」、「書く」、「聞く」という3つの要素を揃えることで効果を最大限に上げることができます。具体的には、「テキストを声に出して読み上げながら、ノートに書く」という方法。そうすれば自分で読んだ内容を聞くこともでき、さらに書くことで記憶を定着させやすくなるんですよ。
次に、暗記ではなく理論の理解など、頭を使う内容の場合も、「書く」ことが大切です。この場合は、丸写しするのではなく、自分なりの言葉でまとめることが有効です。ある程度理解できるまではテキストを音読して、ある程度理解できたら自分の言葉でノートに書いてみます。文章だけの説明でもいいですし、図やイラストを使ってもかまいません。人に教えてあげるつもりでノートにまとめていくと、理解が深まりますよ。
マーカーは何色も要らない
色つきのボールペンや蛍光マーカーでテキストの重要なところに線を引く人も多いと思います。また、自分でまとめたノートも、カラフルに彩っている人がいますね。
ただ、あまり多くの色を使い分けるのは、おすすめではありません。自分なりのルールで細かく色分けすることには、あまり意味はないんです。テキストには、重要なことしか書かれていません。たとえ、重要なキーワードに線を引いていたとしても、実際にはその前後も読んでおかないと意味不明ですよね。また、ノートについても重要なことしか書かないはずですから、あれこれ線を引くというのはあまり意味が無いということなんですね。
色つきのマーカーやペンを使うにしても、暗記すべき数字や漢字を覚えるという目的で引いておくぐらいの感覚にするのがおすすめです。ペンの色は黒以外に赤があれば十分ですし、せいぜい「赤ボールペンと黄色のマーカー」ぐらいにとどめるようにしましょう。
自宅以外で勉強するのもおすすめ
筆者は自宅でこもる方が勉強がはかどるタイプなのですが、勉強にあきたりマンネリを感じた場合には、外で勉強することもあります。わたしとは逆に、「家だとだらだらしてしまって勉強がはかどらない」という人もいると思いますが、そういう人は極力外で勉強した方がいいでしょう。
勉強している人が多いのは、カフェやファミレス。勉強禁止でなければ、積極的に利用するといいでしょう。また、図書館もおすすめです。静かな環境ですし、他にも勉強している人が多いのでサボりにくい雰囲気があります。
さらに、最近はコワーキングスペースも増えてきており、勉強に使っても問題ありません。コワーキングスペースというのはフリーランスで仕事をしている人などが集まるところですが、軽食やドリンクがあったり、他の人との交流の場としても利用されているので、一人で勉強することに孤独を感じているときにはいいですね。
自宅で勉強するのが一番お金がかからないものですが、あえてカフェなど外で勉強する方が集中力が高まり、いつも以上に勉強がはかどることも少なくありません。毎日は難しくても、積極的に外に出て集中的に勉強するのがおすすめですよ!