専業主婦から社会復帰へ!でも、履歴書にはなんて書けばいい?
「女性の活用」だとか、「女性管理職を増やす」だとか、女性がもっと働く世の中にしよう、という動きがありますよね。その流れに乗って、というわけでなくても、「わたしも働きたい」もしくは「わたしも働かなくちゃ」と思っている人も多いと思います。
でも、専業主婦だった人が社会復帰するのは少し勇気もいるもの。また、分からないことも多いかもしれません。そこで、今回は主婦の方の履歴書の書き方を紹介したいと思います。
職歴はバイトも含めすべて書こう
履歴書の書き方でもっとも困るのは職歴ではないでしょうか?職歴には今までしてきた仕事を書かなくてはなりませんが、専業主婦の方の場合ほとんど職歴が無い、というケースもあります。
「出産を機に退職して子どもが小学校に入ったから働く」というように正社員として職歴があり、しかもブランクが短い人の場合は困ることはないでしょう。しかし、大学を卒業してすぐに結婚したとか、働いていたこともあるけどアルバイト経験しかない、何十年も専業主婦をしてきた、というような人は、「正直に書いたら採用してもらえないのでは?」と不安になるものです。
でも、だからと言ってウソを書くのはもっとダメですから、正直に書かなくてはなりません。そして、正直に書いたとしても、別にそれで不利になる、ということはないんですよ。
学生時代に少しアルバイトをしていた、というだけの職歴でも、しっかり書いてください。何十年も前の職歴であっても、ちゃんと書いてください。職歴が無いという場合以外は、少しでも職歴があればすべて書きましょう。
ちなみに、「夫が自営業でその手伝いを少ししたことがある」という程度であってもお仕事をしていたことには変わりないと思うので、たとえお給料をもらっていなかったとしても職歴として書いておくといいですよ。
仕事以外にもできることはきっちり書こう
履歴書では、しっかり自己PRもしてください。専業主婦歴が長い人は、働くとなるとなぜか弱気になってしまうことも多いのですが、主婦業から得たものも多いはず。それを、上手に仕事に繋がるようにアピールしてください。
たとえば調理スタッフの仕事なら、「家族の健康を守るために少し栄養学の勉強をした」とか「衛生管理を徹底しているのでその意識を活かしたい」などと書くことができます。
また、PTAや町内会の役員などでどんな経験をしたか、ということも書きましょう。残念ながら、こうした社会活動に価値を見出してくれない人もいるのですが、価値をちゃんと分かってくれる人もいますから必ず書いてください。
常識を身に着けよう
長年専業主婦をしていると、残念ながら一般常識、特にビジネスマナーに関しては欠けている部分ができてしまいます。「お歳暮の贈り方」みたいに主婦業に関することは知っていても、ビジネス関連のマナーについてはとんちんかんになってしまうんですよね。
でも、ここの勉強をおろそかにしていると「常識の無い人」だと思われてしまいます。どうしても、働いていない期間が長くなるとビジネスマナーなどの一般常識には疎くなるものです。できれば本を一冊購入して、しっかり勉強することをおすすめします。
その第一歩となるのが、履歴書の書き方です。若いころのアルバイトぐらいであればいい加減に書いた履歴書でも採用されたかもしれませんが、いい年した大人なのに常識がなっていない、というのはマイナスの評価になります。
たとえば、職歴を書くときにははじめに「職歴」と書き、最後には「以上」と書くとか、証明写真はどういう髪型、どういう服装がいいとか、そういったところも含めて、抜かりないようにお願いします。
専業主婦の人が仕事を始める、というのは別に珍しいことでもなんでもありません。今は時代の後押しもありますから、自身を持って社会復帰を目指してくださいね!