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面接を成功させるには?相手にどう思われたいかを考えよう

面接では、限られた時間の中で自分の魅力を伝えて「採用したい」と思ってもらわなくてはなりません。「ありのまま」の自分で勝負しても、残念ながらありのままの自分を伝えきることはできないんです。そのため、面接の際には意識的に自分の魅力を伝える必要があります。

自分目線だけでは不十分!

「採用されたい!」「働きたい!」という自分目線だけで面接に臨んでも、成功する確率を上げることはできません。じっくり時間をかけてコミュニケーションをとることができればあなたの魅力も徐々に伝わっていきますが、面接ではそんなに時間をかけることはできないのです。

ほんの少しの時間で自分の魅力を伝えるには、自分中心の考えだけで乗り切るのは難しいでしょう。そこで必要になるのが、「他者からの目線」です。自分で思う自分の見られ方と、他人から見た自分の印象というのはけっこう差があります。

いくら口で「まじめです」「頑張り屋です」と言ったところで、その雰囲気を伝えることができないと説得力はないですよね。面接の限られた時間だけで自分の魅力を伝えるには、「どうすれば相手に魅力的だと思ってもらえるか」という他人からの目線を持つことが欠かせないのです。

他人にどう思われているかを知ろう

まず、面接対策のために、自分が他の人からどのように見られているのかを知りましょう。家族や友達など、周りの人に聞いてみるのがおすすめです。

すると、自分で思っている自分自身の魅力以外のものに気づくかもしれません。たとえば筆者の場合で恐縮ですが、自分では「しっかりしている」「気が強い」という性格だと自認していますが、周りからは「おっとりしている」「優しそう」というイメージを持たれているということを知りました。もちろん、昔からの友達にはすでにわたしの本性はバレていますが、そこまで深い付き合いをしていない人からは、まさか気が強くて毒舌なタイプだとは思われていないようです。

面接を担当するのは初対面の人ですから、あまり付き合いが無い人からどのように思われているかということを知ると、戦略的に面接対策をしやすくなりますよ。

どんな魅力を伝えたいのか考えよう

次に、自分がどう見られているかということとは別に、「面接官にどう思われたいか」ということを考えてみましょう。基本的には、その仕事で求められる人物像を想像して考えます。

たとえば、おっとりして見られがちなわたしが、バリバリの体育会系の営業職で働こうとしても、面接官には「こんな大人しそうな人には務まらないのではないか?」と思われてしまうかもしれません。このような場合は、できる限り自分のおっとりしたイメージを払拭して、バリバリ働けそうな雰囲気を演出すればいいんです。

具体的には、濃いめのメイクをしておっとりした顔つきを消す、いつもより大きめの声でハキハキ早口で話す、といった工夫をすることで、自分のイメージをコントロールすることが可能です。

もちろん、他人から見た自分のイメージと、応募先で求められる人物像が合致している場合はありのままで勝負してもいいですが、ミスマッチが起こっている場合は求められる人物像に近付ける演出を取り入れるようにしましょう。

ちょっと大げさでも大丈夫!

面接というのは本当に限られた時間です。せめて丸一日時間をもらえるなら自分の魅力を存分に伝えることができそうですが、実際には10分や20分といった短時間のあいだに自分の魅力を伝えて、面接官に気に入ってもらわなくてはなりません。

そのため、演出をする場合も控えめではなく、少々大げさにやってちょうどいいぐらいです。特に問題がなく無難な人というのは印象に残りにくいものです。少し強めのイメージを与える方が印象に残りやすく、採用をもらえるチャンスも増えるのではないでしょうか。

面接対策というのは最低限のマナーに気を付けたり志望動機を上手にしゃべる練習をするだけではありません。他人から見た自分のイメージを把握し、応募先で求められる人物像に合わせた演出をおこなうことで、採用される確率をぐっと上げることができますよ。ぜひ、参考にしてみてくださいね!