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退職してから次の仕事を見つけるまでのあいだ、保険はどうすべき?

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転職する際には、さまざまな手続きがつきまといますが、その一つが社会保険の手続きです。

転職をする場合は、前の会社の保険証を返還して、新しい会社の気こう保険に切り替えることになりますが、次の会社に入るまでの空白期間はどうすればいいのでしょうか?

無職になった場合は国保への加入が基本です

会社を退職したら、その翌日から今までの保険証は使えなくなりますから、退職時に保険証を返還することになります。転職先がすでに決まっていて、退職日の翌日から働くのであれば、空白期間なく次の健康保険に加入することができます。

ところが、普通はそんな間髪入れずに転職することはできません。「退職してから次の仕事を探そう」という人であれば、次の会社の健康保険に加入できるのはいつになるのか分かりませんよね。

その場合は、国民健康保険に加入することになります。国民健康保険は市役所や区役所などの役所で手続きをすれば、すぐに加入することができます。退職したら、14日以内に手続きを済ませるようにしましょう。

任意継続を利用することもできます

退職後も、もとの会社で加入していた社会保険を引き続き利用できる「任意永続」という制度があります。退職後最大2年間継続することができるんですよ。

ただし、社会保険料というのは会社と折半して払うものですが、退職後は半分払ってもらうことはできなくなるので、全額自己負担、つまり今までの社会保険料が単純に倍になります。

社会保険料と国民健康保険料、どちらが高いかは、その人の給料や家族構成によっても変わります。(自治体によってもかわります)退職する前に、できれば一度役所に問い合わせて、保険料がいくらになりそうか確認しておくと良いでしょう。もし、今の倍支払っても社会保険の方が安いということであれば、任意継続を選択した方が得になります。

転職先が決まっている場合は国保!

働きながら転職活動をして、退職後すぐに次の会社で決まっている人の場合は、任意継続よりも国民健康保険の方がお得になります。

たとえば、3月いっぱいで退職して4月20日か次の会社に入社する、という場合は、20日間の空白期間ができます。この場合、20日間だけ国民健康保険に加入しなければなりません。

健康保険料というのは日割り計算してもらうことができないので1日でも30日でも丸々1か月分の保険料を徴収されていまいますが、国民健康保険の場合は支払う必要が無いんです。

4月1日に国民健康保険に加入すると、昨年の所得などを参考に国民健康保険料が算出されます。でも、20日には新しい会社の社会保険に入りますよね。すると、4月1日から4月19日までの国民健康保険料の請求をされることはなく、新しい会社の社会保険料だけ支払えばいい、ということになるんです。

もちろん、1か月以上空白期間ができる場合は、国民健康保険料も支払わなくてはなりません。国保は月単位で決まるので、4月1日に国保に加入して5月10日に次の会社の社会保険へ加入、という場合は4月分の保険料だけ支払えばいい、ということになるんですよ。

国保の手続きを怠ると万一の場合大変!

「たった数週間のことだから、もう手続きしなくてもいいんじゃない?」と思われる方もいるでしょうし、実際にいちいち国保の手続きはしなかった、という転職経験者もいると思います。

さきほど紹介したように、国保へ加入してもすぐに新しい会社の社会保険に加入すれば保険料は発生しませんから、加入していてもしなくても同じですよね。だから、手続きを怠ったとしても罰則があるわけではありません。

ただ、そのあいだに万が一のことがあると、怖いんです。
たとえば、風邪をひいて病院に行っても、保険証があれば3割負担で済みますが、国保への加入手続きをしていなければ全額自己負担になります。

風邪ぐらいであればまだいいですが、大きな病気をしたり、事故にあって大けがをしたりすれば、医療費もかさんでしまいますよね。手術や入院を伴う場合は高額な医療費がかかりますので、とても払えないかもしれません。

もちろん、急いで国保の手続きをすれば、全額自己負担になっても後日差額の7割を返還してもらうことはできますが、手続きも面倒くさいものですし、重病の場合は手続きに行くことすらできなくなることもあるのですから、もしものときのために国保への加入手続きは必ずしておくようにしてくださいね。