面接での話す「速度」、あなたは意識していますか?
2014年7月9日
あなたは、自分が話す速度に気を付けていますか?「速くなりすぎないようにしている」という人は多いと思いますが、具体的にはどれぐらいの速さが最適なのか、ということまで気にしている人はほとんどいません。
そのため、もともと話す速さが遅すぎる人や速すぎる人は、面接で損をしている可能性があるんです。
聞きやすい速さは分速300~400文字
なんとなく「速すぎず遅すぎず、ちょうどいい速さで話そう」と思っているだけでは、ちょうどいい速さで話せるとは限りません。だから、具体的な数字を意識するのが有効です。
1分間に話す文字数は、300~400文字程度が聞きやすいと言われています。(漢字も含め)
ちなみに、アナウンサーが話す速度は1分間に350文字程度だそうです。だから、1分間に400文字になるとけっこう早めのしゃべり方になりますね。
1分間に300文字を目指そう
聞きやすい速度は1分間に300~400文字程度ですが、面接では緊張して話すのが速くなってしまうのが普通です。だから、練習ではあえて遅めの速度で練習した方が、本番でちょうどいい速さで話すことができるでしょう。
また、普段話している速さによっても、意識する速さは変わります。
普段から話す速度が速い人は、面接で速くなりすぎないように気を付ける必要があります。そのため、練習のときには1分間300文字で話す速度を徹底的に練習しましょう。意識しなくても1分間300文字程度で話せるぐらいになれば、面接のときにちょうどいい速さで話せるはずですよ。
一方、普段から話す速度が遅い人は、面接のときに早く話そうとしても噛んでしまったりしてうまくいかないことがあります。そのため、練習のときにはまず350文字程度の速度を意識して練習するのがおすすめです。最終的には300文字を目安に練習するのがいいのですが、口をスムーズに動かしてなめらかに話すための練習として、いつもよりも早い速度で話す練習もしておきましょう。
300文字程度の文章を作ってみよう
面接では、「志望動機」や「自己PR」など、定番の質問がありますよね。たいていの場合は聞かれますから、定番の質問に関してはあらかじめ答えを考えておく人も多いと思います。そこで、定番の質問を考えたら、文字数をカウントしてみましょう。文字数のカウンターはネットで検索すればいくらでもあります。
300文字程度の文章を作ったら、それを1分前後で話せるかどうかを調べてみます。ストップウォッチを使って計ってみると、自分がどれぐらいの速度で話しているのかが分かりますよね。
また、テレビでアナウンサーが話している速度に注目して、その速さを参考にして読んでみるのもいいでしょう。何度もやっていると、だんだんとちょうどいい速さで話せるようになってくるはずですよ。
内容によって話す速度を変える
ちょっと上級編になりますが、話す内容によって速度も変えるのがおすすめです。
たとえば、難しい質問をされた場合には、言葉に重みを持たせるためにあえてゆっくり話します。ゆっくり話した方が落ち着きが出て、言葉にも重みが出てきますよね。逆に、ライトな質問であったり、もしくは情熱を伝えたいような場面では少し速めに話すのがおすすめです。速めに話した方が軽快な印象を与えたり、情熱を伝えるのにも向いています。
実際には意識しなくても、ある程度自然にコントロールできるものですが、あらかじめしっかり練習しておけばより効果的な話し方ができるようになるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!