面接対策!「話は長くなる必要はありません!!」
2014年7月9日
面接は、自分の魅力を相手に伝える機会です。でも、面接の際に「上手く話そう」と思うあまり、失敗してしまう人も多いのではないでしょうか?
上手く話そうとすると話は長くなる!
上手に話そうと思うと、質問に対する回答は一言で済ませてはダメで、しっかり説明する必要があるので、どうしても長くなりがちです。
一言で終わってしまうのは確かに簡潔すぎて自分の考えが伝わりにくいのですが、かと言って話が長ければいい、ということではないのです。面接というのは、あなたの講演会ではなく、面接官との会話であるべきです。
相手に話すヒマを与えず、自分ばかりしゃべりまくっていては、会話になりませんよね。それどころか、話が長くなるとさまざまな問題を引き起こしてしまうのです。
自分が何をしゃべっているのか分からなくなる
話が長くなってしまうと、途中で自分が何の話をしていたのかを忘れてしまう危険があります。はじめは質問に対する話を話しはじめるのですが、だんだん話が脱線してしまったり、言いたいことをまとめながら話しているうちに脱線どころか空中分解してしまうことも。
そして話が途切れて、「えっと……」と言いながらなんとかはじめの質問を思い出そうとしても、まったく思い出せなくなることもあります。
でも、途中で「あれ!?何の話だったっけ?」と気づくのはまだマシです。もっとひどいのは、はじめの質問を忘れてしまっていることにも気づかずに、言いきってしまうパターンです。ドヤ顔で話を終らせているのですが、面接官からすれば「こいつダメだ……」という状態です。
面接官が話から脱落してしまう
話が長くなると、自分自身が着地点を見失ってしまうことも多いのですが、逆に、面接官が迷子になってしまうこともあります。はじめは面接官もがんばって聞いてくれるものですが、話が長くなりすぎると途中で面接官の集中力が途切れてしまって、話しについていけなくなり、「え?何の話だったっけ?」「何の質問したっけ?」と分からなくなってしまうのです。
この場合、あなたの話の内容が問題なくても、面接官が話について来れなくなってしまったら意味がありませんよね。
とっても魅力的なスピーチならいつまでも聞いていられるかもしれませんが、たいていの人の話というのは長くなればなるほど退屈です。面接官の注意をひきつけておくためには、話が長くなりすぎないように注意しなければならないと言えるでしょう。
せいぜい400文字まで!
質問内容にもよりますが、簡潔に自分の魅力を伝える回答をするには、一つの回答は400字程度におさめるのがおすすめです。
「話している内容の文字数なんて分からない!」と思われるかもしれませんが、400字というのは1分前後で話せる文字数です。
実際に、いくつかよくある質問を想定して、その回答を作ってみてください。そして文字数をカウントして、音読してみましょう。何度か音読してみると、どれぐらい話せばどれぐらいの文字数になるかがわかるようになります。
長くても400字ぐらい、簡単な質問に対しては200~300字ぐらいの文字数を意識して話すと、話が長くなりすぎず、自分も面接官もパニックになることなく面接を終えることができますよ。
面接対策のために回答を作ったりマナーを覚えたりといろいろされていると思いますが、質問に対する答えの長さも意識してみてくださいね。