人間関係のストレス解消が難しいのはなぜ?
2014年6月28日
職場での人間関係のせいで、ストレスが溜まっているという人も多いと思います。わたしも、人間関係で頭がおかしくなりそうになったことがありますし、人間関係のせいで仕事を退職したこともあります。
そんな人間関係のストレスを解消するのは、簡単なことではありません。どのように解消していけばいいのでしょうか?
根本的な解決ができない!
人間関係の悩みというのは、根本的な解決が難しい悩みです。
たとえば、「最近肌が荒れていて、鏡を見るのがストレスだ」と思うなら、スキンケアを丁寧にしたり、皮膚科に通ったりして、肌の状態を改善することができます。つまり、自分で努力さえすれば、解決してしまうわけです。
ところが、人間関係というのは自分が努力しても、解決しないことが多いのです。
ソリの合わない上司との関係で悩んでいるような場合、あなたにできることは何でしょうか?
「上司と話す機会を減らす」
「上司が言うとおりに動いて自分の意見は言わない」
など、いくつかの対処法はあります。
でも、嫌な上司というのはこちらがどのように働きかけたとしても、うまくいかないものです。
なるべく話さないようにしてみたら、上司が他の社員にたいして自分の悪口を言っていたり、上司が言うとおりに仕事をしていれば「あの子は独創性がなくて使いにくい」なんて言われたり。
もちろん、努力したことによって人間関係が改善することもあるのでぜひいろいろ試してみるべきではありますが、どれだけがんばってみても、解決しないことが多いのが、人間関係なんですよね。
基本は、毒抜きしつつ努力をキープ
人間関係の悩みが解決しない場合でも、ストレスを放置していてはいけません。
人間関係のストレス、とくにモラハラやパワハラに近いような場合はどんどん精神的なダメージが蓄積されてしまいますし、精神的に病んでしまうと大変です。
そこで、悩みの解決よりも、ストレスを解消して毒抜きすることを優先させるのがおすすめです。自分なりのストレス発散法を持っておいて、こまめに毒抜きしてください。
毒抜きをしっかりしていれば、ストレスが溜まりすぎるのを防げます。そして、毒抜きをこまめにしながら、平行して人間関係が改善できないかいろいろ試行錯誤してみるのがおすすめです。
転職もアリです!!
人間関係の悩みは解決するのが難しいものですから、どうしてもツライ場合は、転職してしまいましょう。精神的に病んでしまうよりは、100倍いいと思います。
筆者も、人間関係がひどすぎて退職した経験がありますが、どうしても、悩んでいる時には視野が狭くなり、理不尽なことにまで耐えてしまっていることが多いものです。後から思えばあきらかに上司が悪いのに、「わたしが我慢すれば丸く収まる」なんて思ってしまっていたり。
特にパワハラなどの場合は法的にも問題がありますから、我慢しないで上に訴えればいいのに、そのときには自分で自覚がないんですよね。
転職するのも大変だから、とためらってしまう人も多いと思いますが、体を壊してしまっては元も子もありません。時給の安いアルバイトであっても、ご飯を食べられるぐらいには稼げるものです。まずはストレスの大きい職場から脱出して、冷静になってから正式に転職先を探しても遅くはないはずですよ。
人間関係のストレスは、早めに・こまめに解消して健康な心理状態を保つようにしてくださいね!