後輩を叱る・注意するときにメールを使ってはいけない
2014年6月28日
仕事は一人でするものではありません。人間関係が大切ですよね。でも、人間関係の中で、どうしても後輩を叱らなければならないこともあると思います。そんなとき、実はメールを使って叱るのはいけないんです。
メールで叱るのはダメージが大きい
口頭で注意するのとメールで注意するのとでは、メールの方が、相手のダメージが大きくなります。
その理由の一つが、メールは何度でも読めてしまうからです。
口頭での注意なら、あなたが執拗に何度も同じことを言わなければ、そのときだけで済みます。
ところがメールだと、文字として残るので何度でも読めますよね。何度も読んでいるうちに気分が落ち込んでしまいますし、読むつもりがなくてもメールボックスを開くとメールが目に入ってしまいます。
メールで感情は伝わらない
メールで叱ってはいけないもう一つの理由は感情が伝わらないからです。
口頭で注意する場合には、音声や相手の表情、身振り手振りもあるので、感情も伝えることがあります。
「すごく怒ってるんだな」とか「気を遣いながら注意してくれてるんだな」というのが相手にも分かりますよね。
でも、メールの場合はただのテキストなので、相手がどのような思いで注意してきているのかが分かりません。
このような場合、人間はどうしてもネガティブに解釈してしまうものです。あなたが「ちょっと注意しただけ」のつもりでメールしたとしても、相手からすると「ひどく叱責されてしまった」と受け取ってしまうこともあるんです。
大事にされていないように感じる
メールで注意すると、勘違いを産むかもしれません。
「どうして直接言ってくれないのかな?」「見放されてしまったのかな?」と相手が感じてしまう恐れがあるのです。
人間同士のコミュニケーションで、一番相手に訴える力が強くなるのが直接会話することです。次に、電話です。最後が、メールです。
メールで済まされてしまうと、自分が大事にされていないように感じてしまう人はいます。一般的な業務連絡をメールでするのは普通ですが、メールで注意される、というのはとても冷たくされてしまったように感じてしまいやすいんですよ。
叱りたいときは口頭で注意しよう!
このように、メールで叱るというのは相手に与えるダメージが大きく、必要以上に相手を落ち込ませてしまったり、相手が委縮して良い仕事ができなくなってしまうことがあります。
悪いことは、メールにしない方が無難です。どうしても、ネガティブに解釈されてしまったり、相手が何度も読み返して落ち込んでしまう恐れがあります。
口頭で注意すれば、メールを打つ手間もありませんし、自分も相手の様子が見られるので、「それだけ反省しているならもうこれ以上は言わないでおこう」などと、叱り方を臨機応変に変えることもできますよね。
叱るとき・注意するときにはぜひ、直接口頭で伝えるようにしてみてくださいね。