当たり前の仕事を見なおさなければ成長しない
2014年6月14日
仕事ができる人と、仕事がいまいちできない人の違いってなんだと思いますか?
違いはいろいろあると思いますが、その一つが効率化です。仕事ができる人は効率化がうまく、仕事ができない人は効率化が下手なのです。
効率の悪さに気づいていない!
仕事の効率化が出来ない人でも、「もっとこういうやり方があるのでは?」と思えば改善することができます。ところが、実は仕事があまりできない人というのは、まず今のやり方のマズさに気づいていないことが多いのです。
仕事というのはたいてい入社した際に基本的なやり方を教わるものですが、教わった通りのやり方を続けていて、さらにそれを進化させよう、という発想が抜け落ちてしまっているのかもしれません。
たとえば、デスクワークの人であれば、朝PCを立ち上げるとき、その時間は何をしていますか?
「他の人がそうしているから」という理由でコーヒーを淹れに行ったりして時間をつぶしている人も多いかもしれません。
でも、PCを立ち上げているあいだの少しの時間でもできることはあるはずです。たとえば、その日やる仕事をリストアップして優先順位をつけ、TO DOリストにしておく、というぐらいのことなら少しの時間でできますよね。
今までの習慣を当たり前だと思わずに、「この時間、もっと有意義に使えないかな?」と気づくことが、まずは必要なのではないでしょうか?
不便さに気づけば成長できる!
職場で評価される人というのは、「教わったとおりに一つもやり方を変えずに遂行できる人」ではなく、「やるべき仕事をより高いパフォーマンスで遂行する人」です。つまり、教わったやり方とは多少違っても、求められている成果を出すことができればその方が評価されるということです。
もちろん、やり方を変える場合は内容によっては上司の許可が必要なこともあるでしょうし、それを勝手にやってはいけないのですが、柔軟な発想で仕事のやり方を変えながら高いパフォーマンスを発揮できる人は職場でも評価されやすく、転職の際にも有利になります。
もし、効率化することによって妬んでくるような上司がいれば、その上司はあまりいい上司ではないと思うので気にする必要はありません。
会社は大学のサークルではありません。成果を出してナンボです。仕事の効率を上げることで会社にもたらす利益が大きくなり、それだけ自分自身の評価も上げていくことができるのですから、仕事のやり方を変えて効率化していくことはぜひ意識しましょう。
「当たり前」を捨てよう
仕事の効率化をするには、まず「当たり前」のことに対して疑問を持たなくてはなりません。多くの人は、ここに気づかないんです。
あきらかに不便、あきらかに効率悪い、ということについては誰でも気づくことができますが、それが当たり前になりすぎてしまうと気づくことができないんですね。
たとえば、家のキッチンで料理をするときに、野菜の皮をシンクに捨てて最後にまとめて捨てるよりも、あらかじめゴミ袋を広げておいて、そこに捨てていく方が水分を含むこともなく、捨てる手間も少なくなります。
仕事でも、「上司がやっているから」「こう教わったから」と思考停止していては成長はありません。つねに「もっといいやり方はないか?」ということを考えていれば、今の仕事でももっと改善できるところが出てくるはずです。
筆者の場合は、基本的に「もっと楽したい」という感情と「もっと評価されたい」という感情が強いです。楽する上に評価も上げたいとなれば、仕事の効率をグッと上げてできる仕事量を増やし、なおかつ自分の休憩時間も増やす、ということが必要ですよね。だからこそ、仕事を効率化するのが得意になったのかもしれません。
「楽したい」「でも評価はされたい」という考え方は、仕事の効率を上げる上では案外重要なのかもしれません。ぜひ、参考にしてみてくださいね!