うっかり使い切ってしまわないで!ボーナスの使い道は?
2014年6月9日
最近は非正規雇用の人も多いのでボーナスが無いという人も多いですが、一方で、ボーナスをもらえる人もたくさんいます。正社員はもちろんのこと、契約社員や派遣社員でもボーナスをもらえることはあります。
でも、ボーナスを「あぶく銭」と勘違いしてパーッと使ってしまう人ってけっこう多いみたいですね。
雑な使い方をしない!
ボーナスは、賞与とも言いますが、ギャンブルで得たあぶく銭とは違います。そもそもボーナスというのは、会社が得た利益の一部を社員に還元するという意味合いのものなので、業績に応じて変動するのが基本。つまり、ボーナスは自分の頑張りに対するご褒美でもあるのですから、無計画に使い切ってしまうのはもったいないと言えるでしょう。
では、ボーナスはどのように使うのが正しいのでしょうか?ボーナスの使い道を考えてみましょう。
いくらもらえるのか把握しておこう
ボーナスは業績に応じて還元されるもの、と書きましたが、実際にはあらかじめ決まっているものです。雇用契約書などに記載があるはずなので、確認しておきましょう。
ボーナスがいくら出るのかが分かっていれば、金額に応じて使い道を考えることができます。よく把握しないまま「ボーナスが出るらしい♪」と浮かれてしまうと、予想以上に金額が少なかったときにがっかりしてしまいますし、もし買い物予定のものがあれば欲しいものが買えなくなってしまうかもしれません。
何に使うのが有効な使い道と言える?
ボーナスの使い道として多いのは、家電の買い替えや旅行です。
やはり、高額な買い物はボーナスで支払う、という人が多いみたいですね。ただ一方で、貯金に回す人も最近は多く、全額でなくても、「半分は貯金する」と言うケースはよくありますよ。
ボーナスを有意義に使うには、とにかく計画を立てておくことが肝心です。ボーナスと言っても今は100万円とかもらえるわけではありませんから、なにも考えないでいると「いつもよりちょっと奮発した食事」「いつもよりちょっと奮発した洋服代」などで徐々に減っていき、いつの間にか使い果たしてしまった、と言うことにもなりかねません。
金額がある程度分かっているなら、その範囲内でどう使うのか、今欲しいものがあるのか、考えておきましょう。
欲しいものが特に無いなら使わない!
ボーナスが入ったからと言って、贅沢をしなければならないわけではありません。ボーナスが入るとついお金を使いたくなるものですが、もともと欲しいと思っていなかったものにお金をかけてもムダですし後々ゆとりがなくなったときに「あのとき貯金していれば……」と後悔することもあるでしょう。
今「絶対に欲しい!」というものが無いなら、ボーナスはいったん貯金してしまいましょう。
後から欲しいものが出てきたとき、貯金があればすぐに買うことができますよ。
負債がある人は先に返済を!
ショッピングローンやクレジットの分割払いなど、負債がある人はボーナスの使い道は「負債の返済」に回すことにしましょう。せっかくのボーナスだからパーッと使いたい、という気持ちは分かりますが、負債があると月々の家計を圧迫しますし、返済している最中に支払う利息もバカになりません。
特に、高い利率で借りている人はすぐに返済した方が、利息が何十万と浮くことになりますよ。
堅実な方の場合、ボーナスはマイホームの返済に充てるという人だっています。その方が結果としては手元に残るお金は多くなり、後々生活が楽になることは言うまでもありません。今の楽しみを優先させるのではなく、負債は先に返済しておくのが基本だと思っておいてくださいね。
生活費の補てんには使わない!
ボーナスを生活費の補てんに使っている人も多いのですが、これはおすすめしません。実際、リーマンショックのあとにはボーナスをカットされた人もたくさんいましたが、このときに生活が立ち行かなくなってしまったという経験をお持ちの方もいるはずです。
すでに述べたように、本来ボーナスは業績に応じて還元されるものなので、一応金額は決まっているにしても、給料と違って簡単にカットされることもあるのです。生活費の補てんとしてボーナスを使っていると、今後ボーナスがなくなってしまったときに生活ができなくなります。日々の生活は毎月の給料だけでやりくりできるようにして、ボーナスは他のことに使うようにしてくださいね。
使い道が無いなら投資へ回すのも◎
特に使い道がなく、今後も使う予定のない状態なら、投資に回すのはいかがでしょうか。今はNISAもありますし、初心者向けの本もたくさん出ていますから、投資の勉強代としてボーナスを使うのはおすすめです。
はじめは、誰でも簡単にできる銀行の「定期預金」でもいいですし、もしくは株価が安定している大企業へ投資するのもいいでしょう。投資と言ってもいろんな種類がありますので、まずは興味のあるものから、そして少額から始めてみるといいと思いますよ。
このように、ボーナスの使い道としてはいろいろありますが、使い道をはっきり決めずになんとなく使ってしまうのは本当にもったいないです。あらかじめ使い道を決めておき、ムダ遣いはしないように気を付けてくださいね!