ネガティブに考えるな!自分の魅力が分からない人でも自己PRを考える方法
2014年6月4日
履歴書やエントリーシートを書くとき、もしくは面接対策を考えるとき、自己PRは避けては通れません。でも、自分で自分のPRをするなんて、けっこう難しいものですよね。自慢話のようになるのも怖いですし、かと言ってアピールしなければ採用してもらえません。
では、自己PRがなかなか思い浮かばない人は、どのように考えればいいのでしょうか?
ネガティブな思考は禁物!
自分に自信が無い人は、「わたしにアピールできるところなんて無い……」と思いがちです。でも、絶対にそんなことはありません。誰にでも魅力はあるものですし、それをアピールしなければ、採用してもらうことはできないのです。
自分に自信が無い人の場合、何か強みがあったとしても、「これが特技の人なんて他にもいっぱいいるんだから、たいしたアピールにはならないよね……」と考えてしまいます。でもそれは間違い。誰にも負けないようなとっておきの強みを持っている人なんてほとんどいません。
世の中の多くの人はそこまで突出した強みを持っているわけではありませんから、むやみに自分を卑下しないことです。
ちょっと人よりできるかもしれない、と思うこと
自己PRでは、誰にも負けないような強みを披露する必要はありません。なぜなら、それほどの強みを持っている人はほとんどいないからです。
よく「わたしは努力することに関しては誰にも負けません!」みたいに言う人もいますが、これはあくまでも主観です。客観的に多くの人を調査して「うむ。やはりわたしが一番である。」と確認したから「負けません」と言っているのではありません。
あくまでも、「すごく頑張れます!」ということを伝えるための表現方法だと理解しておきましょう。
ですから、誰にも負けない強みを探さなくてもいいので、「自分の周りの人と比べて、比較的得意なこと」を考えてみてください。
たとえば、個人的なブログを書いている人は、おそらく他の人よりも文章を書くのがうまいです。「全然そんなことないんです!駄文なんです!」と思われるかもしれませんが、絶対にそんなことはありません。
筆者はこんな程度のつたない文章でも今文章を書くことを仕事にしています。わたしもはじめは「こんな文章、誰にでも書けるだろう」「他にうまい人なんていくらでもいる」なんて思っていましたが、実はそうでもないということを知りました。
すごくうまい、というわけでなくても、少なくとも多少認めてもらえる程度の文章を書けるのですから、「文章を考えるのが得意」と言ってしまってもいいのだと思います。
派生させて考えてみよう
少しでも得意だと言えるようなことが見つかったら、さらにそれを深めていったり派生させて考えてみましょう。
筆者は文章を書くのが得意、ということになりますが、実はそれだけでは文章を書く仕事はできません。他にも必要なスキルがあるのです。
- パソコンを使いこなす能力
- 依頼に対して素早く正確に対応する能力
- 情報をまとめる能力
などなど、文章を書く上ではいろいろな能力が必要になることがわかりますよね。
自分なりに、得意なことをもっと深く掘り下げて、具体的にどういうスキルを持っているのか、ということを整理していきましょう。
パソコンが使えるなんて強みにならない?
今や、パソコンが使えるなんて当たり前の時代になっている、なんて思っていませんか?
案外、そうでもないんですよ。
20代でも、パソコンを使いこなせる人というのは多くはありません。筆者の周りでも、ワードを使って大学のレポートを書いたりインターネットをしたりすることはできても、それ以外のことはいまいち分からない、という人は多いです。
パソコンが使えるかどうかを証明するための資格としてMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)という資格もありますが、あえて取得していなくても、口頭でどの程度のことができるのかをつたえられればOKだと思います。(試験料がけっこう高いので)
職種によって求められるパソコンスキルのレベルも変わってくると思いますが、「わたしなんてちょっと使うぐらいだから……」と思って「パソコンはそんなに使えません」なんて答えてはいけません。
控えめな表現を使うと、面接官は「ほとんど使えないんだろうな」と判断しますから、採用されにくくなるのは言うまでもありません。
自慢ではなく、ありのままの事実を伝えよう
パソコンの例でも分かるように、「自分のスキルなんて大したことはないから」と思って控えめに伝えてしまうと、正しいスキルレベルを分かってもらえません。
それでは損ですよね。自己PRというのは自慢話をするのではなく、ありのままの事実を伝えることです。ありのままの事実をつたえずに、遠慮して控えめに伝えてしまうことは企業に対しても失礼なことなんです。
企業からしても、スキルがある人なら採用したいと思っています。そのためにわざわざ時間を割いて面接をしているのに、応募者がありのままを話さなかったとしたら?
応募者は採用されなくて損をしますし、企業としてもスキルがある人を取りこぼすことになるので損になると言えます。ですから、自分に自信が無いにしても、自己PRではきちんと自分ができることをまとめてしっかり伝えるようにしましょう。
そもそも、自分に自信がある人の方が少ないぐらいです。その中で差をつけるためにも、ぜひ自己PRはしっかり考えておくようにしてくださいね!