採用されやすい仕事とは?自分の能力で出来る仕事なのかを考えよう
2014年5月31日
仕事を探すとき、手当り次第に応募したとしても合格率が高くなることはありません。世の中にはいろんな企業・いろんな仕事がありますが、人によって向き不向きがあるものですよね。
では、どのような仕事に応募すれば採用されやすくなるのか、考えてみましょう。
高望みしても、採用されない!
仕事を探すとき、自分がやりたい仕事を意識して探していると、採用される可能性がほとんどないような仕事に応募してしまうようなこともあります。
たとえば、簿記の知識もなく経験もなく、パソコンもそこまで使えないけど経理事務の仕事に応募する、というようなパターンです。
ちなみにこれはまさしく筆者の経験です。事務職というのはただでさえ人気が高く難関ですが、経理事務の場合は給与が高めで、だからこそわたしは経理事務に絞って何件か応募したことがあります。やる気だけは人一倍あったので、やる気だけで乗り切ろうとしていました。ファイナンシャルプランナーの資格は持っていても簿記の資格はなく、3級を少し勉強した程度。もちろん経理事務の経験もなく。それでも、「物覚えがいいので教えてもらったらすぐにできるようになります!」とか言ってました。
結果はもちろん、すべて不採用。他にも不採用になる理由はあったかもしれませんが、やはり自分のスキルに見合わない仕事を高望みしても、採用される可能性はほとんどない、ということでしょう。
簡単すぎる仕事も採用されない!?
「この仕事なら楽勝だ!」と思って応募したのに、なぜか不採用。という経験を持っている人も多いのではないでしょうか?
自分のスキルに見合わない仕事に応募しても採用されませんが、かと言って自分のスキルに対してまったく簡単すぎるような仕事を選んでも、採用に至りません。
本来、採用する側とされる側というのは上下関係ではないのです。採用する側としても、「うちで働いていただく」という前提に立っていれば、「こんな素晴らしい人がうちで働くなんて申し訳なさすぎる」と判断されることもある、ということです。
数年前に話題になった高学歴ニート、高学歴プア。これもその一つです。
高学歴な人がコンビニアルバイトなど比較的採用されやすいような仕事に応募したとき、採用する側が「こんな賢い人、うちには合わないだろう」「バカにされそう」なんて考えてしまい、スキルとしては申し分なくても採用しないんです。
知り合いの話を聞いていても、「この前、すごく素晴らしい人が面接に来たけど、こういう人なら他にもっといい仕事あるよね」と言って不採用にしている例はよくあります。
面接官も人間ですし、面接官自身、自分に自信がない人の場合もあります。そのような場合は特に、「この人に働いてもらうのは申し訳ない」もしくは「この人が部下になってもすぐに追い越されそうでイヤ」」などの理由で、不採用になる可能性が高いということを覚えておいてくださいね。
「ちょうどいい」もしくは「ちょっと上」の仕事
採用されやすい仕事というのは、自分のスキルや性格が、その企業・職種にぴったりマッチしている仕事です。もしくは、「もうちょっとがんばったらできそうな仕事」。
自分のスキルとかけ離れている場合は、それが十分であっても採用には至らないんですね。まさしく、過ぎたるは及ばざるがごとし、です。
採用されやすい仕事を見つけるには、気になる仕事があればその内容をしっかり把握しておくことです。今はネットで調べればたいていの情報は手に入るのですから、応募しようとしている会社がどんなところなのか、仕事内容はどんなことなのか、理解した上で「自分に合っているか?」を判断し、合っている場合のみ応募しましょう。
手当たり次第たくさん応募するよりも、一社一社しっかり考えた上で自分に合いそうなところだけ応募した方が、いい仕事が見つかる可能性も高くなりますし、履歴書も無駄にしなくて済みますよ。