貯金するのがいいとは限らない!上手なお金の使い方とは
2014年5月17日
みなさんは、どれぐらい貯金をしていますか?貯金をした方がいいとは分かっていても、思うようにお金が貯まらないという人も多いと思います。でも安心してください。貯金するのがいいことだとは限らないのです!
貯金は目的ではなく手段である
貯金がいくらあるとか、平均はどれぐらいなのか、ということは、重要ではありません。貯金が多いからすごいとか、貯金をしていない人は劣っている、なんていうことはないのです。
貯金は目的ではなく手段です。
たとえば欲しいものを買うために、わたしたちは貯金をします。
目的は欲しいものを買うことであって、貯金は手段なのです。
極端な話、貯金しなくても欲しいものが買えているのであれば問題はありません。
お金は、使うためにあります。
預金通帳の残高を増やすためにあるのではありません。
日本人は特に貯金好きで勤勉に貯金をがんばりますが、そのお金を使って何をするのか、ということを考えていないのであれば、貯金はもはやただの趣味だと言えます。
お金を有効に使うために貯金しよう
お金を上手に使うには、ムダ使いをしてはいけません。
普段「お金が無い」と口癖のように言っている人も、ムダ遣いをやめれば月に何万円も浮く、ということも多いです。
ムダ遣いとは、要はお金の使い方が下手だということです。
上手にお金を使うということは、必要なものや欲しいものだけにお金を使い、無駄なものにお金を使わないということです。
その中で、欲しいものを買おうにも今あるお金だけでは足りない、とうことがあれば、そのためのお金を貯金で貯めることになります。これが、本来の貯金の意義なんです。
もしくは、こういう考え方もあります。
無駄なモノにお金を使わず必要なものと欲しいものだけにお金を使っていても、お金が余ることもあります。でも今はそれ以上欲しいものはないので、そのお金を「貯金」として置いておき、将来欲しいものが増えて毎月の収入だけでは足りなかった場合に使います。
これも、有効なお金の使い方ですよね。
今すぐには買えないモノのために貯金をしよう
お金を有効に使う、ということを考えれば、貯金というのは必ず使い道が決まっているものです。
「マイホームを買うための貯金」なんていうのは分かりやすいですよね。住宅購入時にはローンを組むものですが、それでも頭金やその他諸費用で数百万円はかかります。
この数百万円は毎月のお給料では足りないので、貯金によって準備することになります。
他にも、「車を買うための貯金」「子供の教育資金のための貯金」というように、金額が高いものは、貯金をしてほしいものを買えるようにしていかなくてはならないんですね。
目的の無い貯金はしない!
「みんな貯金してるって言ってるし、自分もいくらか貯金しておこうか」というように、目的もないもまま貯金をするのはおすすめできません。
もちろん、貯金しておけば将来欲しいものができたときにすぐに買えるのでそれもいいのですが、「貯金しなければ」とプレッシャーに負けてしまうような必要はまったくありません。
また、過剰な節約生活をするなど必要なものに使うお金まで削ったり、欲しいものを我慢してまでやみくもに貯金するというのも決して上手なお金の使い方とは言えないので、やめておきましょう。
貯金した方がいいという話はよく聞きますが、誰もが絶対に貯金をした方がいいとは限りません。貯金をしていると一人前の大人になったような気もしてしまうものですが、本当に上手にお金を使いたいのであれば、ただ無目的に貯金しないようにしましょうね。