健康管理の基本!働く人に最適な睡眠時間とは
2014年5月9日
あなたは、いつもどれぐらいの睡眠時間をとっていますか?仕事で忙しいとまず削ってしまいがちなのが睡眠時間ですが、睡眠を軽視していると結局は仕事の質にも悪影響を与えてしまいます。そこで、毎日健康で働き続けるために、必要な睡眠時間について考えてみたいと思います。
睡眠時間の理想は8時間以上!?
人間が、もっとも能力を発揮できる睡眠時間は8時間36分だそうです。びっくりするぐらい長いですよね。毎日忙しく働いている人の多くは、6時間程度の睡眠時間なのではないでしょうか。
8時間半も眠るには、今の生活を思いっきり変えなければならない人が多いと思います。毎朝6時に起きるとしたら、21時半には寝ておかなくてはならない計算です。
ただ、必ずしも8時間半寝ればいいというものでもありません。これはあくまでも統計的なデータをもとにした結論であって、実際には最適な睡眠時間は人によって異なるのです。
3時間睡眠で足りる人もいる
極端な例になりますが、3時間睡眠で十分だという人もいます。歴史上の人物、ナポレオンは3時間しか眠らなかったと言われていますね。また、お笑い怪獣明石家さんまさんも、睡眠時間が短いことで有名です。
人によって最適な睡眠時間は違いますが、その中にはここまで睡眠時間が短くても、最高のパフォーマンスを発揮できる人もいるのです。
では、自分にとって最適な睡眠時間はどのように調べればいいのでしょうか?
最適な睡眠時間は試してみるしかない!
実際にやってみないと、自分にとって最適な睡眠時間というのは分かりません。
自分にとっての最適な睡眠時間を探るには、その睡眠時間を1週間程度続ける必要があります。
1日だけ試しただけでは、本当にその睡眠時間が合っているかどうかは分かりません。その日たまたま調子が良くても、それが毎日続けばどうなるかは分かりませんよね。
短時間睡眠から長めの睡眠時間まで、いろいろ試してみましょう。
90分単位で睡眠時間を考える
人間の睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。
眠りにつくと、そこから一気に深い眠りに入りますが、しばらくすると徐々に眠りが浅くなり、またその後深い眠りになり、明け方に近付くと徐々に浅い眠りが増えていき、覚醒します。
そして、このサイクルは90分単位だと言われています。90分ごとに浅い眠りがやってくるので、睡眠時間も90分単位に設定すると、目覚めやすくなるのです。
ですから、自分に最適な睡眠時間を探すときにも、90分単位で実験してみましょう。
3時間、4時間半、6時間、7時間半、9時間。(7時間半以上になると、90分単位でなくても全体的に眠りが浅くなるので8時間や8時間半でも大丈夫です。)
仕事が忙しかったりプライベートの予定が入ったりして、どうしても必要な睡眠時間を確保できないこともあります。でも、そういうときでも90分単位の睡眠を意識すれば、寝坊しにくくなりますよ。
睡眠時間を削ってはいけない
「昨日3時間しか寝てない」といった話はよく聞きますが、それは決してカッコイイことではありません。十分な睡眠時間をとっている人の方が仕事のパフォーマンスもよく、また精神状態も安定するので人当たりもよくなります。
忙しいとつい睡眠時間を削ってしまいますが、それは間違い。どうしても働かなくてはならないときを除いては、基本的には毎日十分な睡眠時間をとれるように、生活スタイルも根本的に見直しましょう。
必要な睡眠時間を確保できていれば、今よりも仕事もはかどるようになり、職場で活躍できる人になれますよ。夜更かしが癖になっている人や安易に睡眠時間を削ってしまっている人は、ぜひ参考にしてくださいね。