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「社会的手抜き」をしていませんか?

あなたは、「社会的手抜き」という言葉を知っていますか?

ちゃんと仕事をしているつもりの方でも、しばしば社会的手抜きをしているものなんです。

社会的手抜きとは?

社会的手抜き、なんて聞きなれない言葉ですが、心理学などで使われる言葉で、リンゲルマン効果などとも呼ばれています。これは、ある作業を複数の人とおこなう場合に、一人ひとりの中で手抜きが起こり、十分な力が発揮されない、という現象を指しています。

リンゲルマンという人がおこなった実験では、ロープを引いてみました。一人でロープを引っ張った場合の力を計測します。次に、複数人でロープを引っ張ってみます。すると、一人で引っ張ったときよりも、複数で引っ張ったときの方が力が弱くなっていることがわかったのです。

仕事でも、複数の人と働くことによっていつのまにか手抜きをしてしまう、「社会的手抜き」が起こっていると考えることができます。

社会的手抜きが生まれやすい状況

仕事というのは、他の人と協力してやらなければならないことも多いです。とは言え、ロープを引っ張るのと同じように、みんなでまったく同じ仕事を同時におこなう、ということはありませんよね。では、どんなときに社会的手抜きが生まれているのでしょうか?

たとえば、職場の清掃なんかでは社会的手抜きが生まれやすいと言えます。当番制で清掃をおこなっている職場は多いと思いますが、この場合、自分が当番の日に多少手を抜いたとしても、次の日には他の人が掃除をするのですから、あまり問題がないような気がしてしまいます。しかし、他の人も同じように手抜きをしてしまっていてはどんどん職場が汚れてしまいます。

実際、毎日きちんと掃除をしていれば汚れなんて無いはずなのに、ホコリが溜まっていたり落ちない汚れがこびりついていたりすることはあると思います。

このように、同時に同じ仕事をするわけではなくても、「他の人がやるだろう」と思いやすい仕事に関しては、社会的手抜きが生まれやすいということが言えるのではないでしょうか。

社会的手抜きを防ぐには

社会的手抜きが起こることによって、仕事の能率は下がります。一人ひとりが自分の力をしっかり発揮して働いていれば3時間で終わるような仕事なのに、社会的手抜きが起こると6時間かかってしまう、ということも起こります。すると、結果的に残業しなければならなくなるなど、自分にとっても良いことはありません。

しかし、社会的手抜きというのは、あくまでも無意識でおこなってしまう手抜きのことで、誰もわざと手抜きをしているわけではありません。無意識での社会的手抜きを防ぐには、どうすればいいのでしょうか?

そのためには、一人ひとりの責任を明確にしておくことが大切です。自分の仕事がどこまでの範囲なのかということが明確になっていれば、サボろうという気持ちは起こりません。そして、自分一人でその仕事をするという意識があれば、「さっさと終わらそう」という気にもなるのでだらだらすることがなくなります。

社会的手抜きを防ぐには、他の人とおこなうような仕事であっても細かく細分化して、「〇〇は自分がやる」ということをはっきりさせておくように意識してみましょう。

一番いいのは、その職場の責任者が社会的手抜きの起こりにくい環境を作ることですが、職場全体で解決できない場合も、個人の意識によって社会的手抜きを減らし、効率よく仕事を進めることはできるのではないでしょうか。