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完璧主義が仕事に及ぼす悪影響と対処法

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仕事をする上では、完璧主義は障害になります。完璧主義というとカッコイイ感じがしますが、実際の仕事では完璧というのはあり得ません。完璧を追求するあまり、仕事に悪影響を及ぼしてしまうのです。

完璧主義は独りよがり

完璧主義とは、誰にとっての完璧主義でしょうか?どのような状態を完璧ととらえるかは人によって違います。上司から見て完璧なのか、取引先から見て完璧なのか、それともお客様から見て完璧なのか……。すべての人が全員口をそろえて「完璧だ!」と言うような仕事はほとんどあり得ません。

そしてたいていの場合、完璧とは自分にとっての完璧なのです。

自分自身が「こんなんじゃダメだ」「もっといい仕事をしないと」と自分なりの完璧を求めてしまっています。自分にとっての完璧を目指すことは、仕事上ではまったく必要なことではありません。

完璧を追求することで起こる問題

完璧な仕事をしようとがんばっている人は、さまざまな問題を起こします。

  • 締切を破る
  • 仕事を選ぶ
  • 他の人の仕事ぶりを批判する
  • などなど。

    完璧を求めるあまり、仕事の締め切りを破る人もいます。提出を求められても「もうちょっと時間をください!あと少しでいいものができるんです!」なんて言ってしまいます。締め切りを守るのは働く上ではもっとも優先すべきことで、それができないのであれば職場の和を乱してしまいます。

    仕事を選ぶのも問題です。完璧な仕事を遂行するために「それはできません」「やりたくありません」「この仕事なら完璧にできます」などなど、仕事を選び過ぎるとそれは仕事ではなく、ただのわがままです。職人であってもそこまで仕事は選ばないでしょう。会社員(派遣社員含む)の場合は、仕事を選ぶことは基本的にはできないと思っておいた方がいいのではないでしょうか。

    また、完璧主義の人は、完璧主義であることが素晴らしいと思っています。ですから、完璧ではない仕事をする人のことを批判します。自分から見て完璧ではないような仕事を平気でしている人に対して我慢ならないのです。でも、実際に「仕事がデキる」と評価されている人は、完璧な仕事をしない人なのです。

    5~8割を目指した方が上手くいく

    サッカー選手の完璧なゴールとか、伝統工芸の職人による完璧な技術というのは惚れ惚れするものですが、一般的な他の仕事では、完璧な仕事が求められているわけではありません。

    仕事というのは、こだわろうと思えばいくらでもこだわれるものが多いです。でも、すべてのことにこだわって完璧を目指していれば生産性が低くなり、会社の利益を減らし、経営を悪くしてしまいます。

    わたしたちは、外食をするときに完璧なものを求めてはいませんよね。もちろん美味しい料理を食べたいとは思いますが、完璧な料理に10万円払うよりも、それなりに美味しいものに千円払う方を選びます。

    料理だって、こだわろうと思えばいくらでもこだわれますよね。使う食材の質、原産地、使う調理器具、雇う料理人、使う食器などなど、完璧を追求すれば、それだけコストがかかります。

    自分の仕事が、もし「いくらでもお金を払うしいくらでも待つから完璧なものを作ってくれ」と言われるようなものであればそれもいいですが、多くの仕事はそうではありませんね。

    千円でいかにおいしい料理を作れるか、1万円でいかに美味しいコース料理が作れるか、といったことを考えていかないと、経営も上手くいきませんし、社員に給料もはらえません。

    つまり、完璧主義を目指すというのは、会社の利益や自分の給料を犠牲にした完全なる趣味嗜好の世界なのです。仕事としてやっているのであれば、完璧主義を捨てなければならないのです。

    時間とお金の感覚を大事にしよう

    完璧主義を捨てて会社にとっていい仕事をするには、独りよがりではなく時間とお金の感覚を持つことが大切です。

    まず時間。時間には限りがあります。締切を守るということも、限られた時間の中で仕事をするということですよね。

    お金の感覚も大切です。「この仕事でいくらの利益をもたらすことができるのか」「自分の給料を考えたとき、これだけの仕事をする価値はあるのか?」ということを考えましょう。

    お金と時間の感覚を重視した上で、その範囲内で完璧を目指すのはOKです。「提出日までにできる限り精度の高い資料を作ろう」とか「あとひと手間かけるだけで飛躍的に価値があがるぞ」と考えながら仕事をするのは、いい意味での完璧主義ですよね。仕事ができる人は、完璧主義と言うよりも、限られた時間とコストの中でいかにいい仕事をするか?ということを考えています。

    これは、「ランチの予算800円で、どの店なら美味しい料理を食べられるか?」と考えるのと同じですよね。お金と時間を無視して完璧な料理を求めるのが非現実的であるのと同様に、仕事に完璧主義を持ち込むのも非現実的なものです。

    完璧主義のせいで「仕事がデキない人」だと思われないように、考え方を少し変えてみてくださいね!