チャンスと思うかストレスと思うかで、仕事への姿勢は変わる
2014年5月3日
仕事をしているときに、困難なことが起こるのはよくあることです。みんな、できれば楽に働きたいと思っていますから困難なことが起こるとイヤ~な気持ちになりますよね。でも、そこでその困難をどう捉えるかで、仕事が楽しく意義あるものになるかどうかが決まるのです。
困難なことが起こったとき、あなたはどのようなことを考えますか?
上二つは、困難をストレスとしてとらえています。
一方、下二つは成長のチャンスとしてとらえていることがわかります。
どのようにとらえるかで、その後の展開は大きく変わります。
困難=ストレスと考えていると成長できない
困難な仕事をストレスだととらえる人は、普段から極力困難を避けようとするものです。誰だってストレスは溜めたくないですから、ストレスの溜まりそうなシチュエーションがると逃げたくなるもの。
困難をストレスだと感じる人は、今の自分の能力で十分にできる程度の仕事しかやりたくないのです。だから、自分の能力を超えるような仕事をしたくはありません。
でも、今自分ができることしかやりたくない、と思っていると成長のチャンスがありません。いざ困難な仕事をやらなくてはならないことになっても、ストレスが先行してしまうので周りに愚痴ばかり言ったり、いい加減な仕事をしてしまうこともあります。
チャンスだと思えば困難を受け入れられる
困難な仕事があれば、あえて進んで引き受けるような人もいます。そういう人は、困難をストレスではなくチャンスだととらえています。
だから、難しい仕事があってもそこから逃げようとは思わないのです。
仕事だけでなく、成長するには自分の能力を超えたことにチャレンジしなければいけません。自転車でも、とりあえず左右についている車輪を外さなければ、乗れるようにはなりませんよね。「まだ自転車に乗れないから」と言って小さい車輪をつけたままにしていれば、ず~っと自転車に乗れるようにはなりません。
困難から創意工夫が生まれる
簡単な仕事、楽な仕事ばかりしていると、仕事の質は下がりやすいです。でも、困難な仕事をしていると、創意工夫が生まれて逆に仕事の効率が上がっていきます。
困難な仕事でも引き受けた以上はやらなくてはいけないのですから、「達成するにはどうすればいいのか?」ということを真剣に考えます。こういう追い詰められた時というのは、普段は思いつかないような方法を思いついたり、今までできなかったようなスピードで仕事をこなせるようになったりします。
すると、困難をストレスだと思って避けている人と、困難をチャンスだと思って引き受ける人では、成長の差ができて、能力差もどんどん開いていくのです。
もちろん、困難な仕事に対する反応は、「ストレスかチャンスか」というように真っ二つに分けられるものではありません。はじめは「困ったな」「どうしよう」と思いつつも、最終的には「チャンス」だととらえてがんばれる人もいれば、「ある程度がんばったけどやっぱりストレスが溜まるから嫌だな」というようにどっちつかずの人もいます。
わたしたちはみんな、ストレスと思う・チャンスだと思う、どちらの思考も持っているものです。それを「チャンス」の思考に傾けていけば、成長しやすくなり、その結果今の仕事をもっと楽にこなせるようになったり、もっと大事な仕事を任されるようになったりもします。
ストレスだととらえるか、チャンスだととらえるか……。みなさんも、困難に直面した時にぜひ自問自答してみてくださいね。