妊娠して仕事をやめた場合のキャリアプラン
2015年1月2日
女性の場合、妊娠や出産、子育てといったことでキャリアを中断しなければならないことがあります。もし、キャリアを中断した場合、その後の自分の仕事はどうするか、考えたことはありますか?
退職した場合の問題
結婚や妊娠を機に仕事を退職した場合、どのような問題が考えられるでしょうか?
まず、収入の減少。それまでは共働きで十分な収入があった世帯でも、妻が仕事をやめると夫の収入だけで生活していかなくてはならなくなります。今までは外食をしたり旅行に行ったりと、わりと自由にお金を使えていたかもしれませんが、一人分の収入が減ると生活にゆとりがなくなってしまうことが多いです。お金の管理を今まで以上に厳しくしていく必要があるでしょう。
次に、社会復帰が難しくなるかもしれない、という問題です。仕事から数年ほど離れていると、仕事の感覚も忘れてしまっていますし、復帰しようという気持ちも起きにくくなります。雇う側も、そういう人を雇うことに消極的になることもあります。さらに、子どもがいると、子どもの体調不良や学校行事などで仕事を休むこともあるため、独身の人よりも雇ってもらいにくくなる、という面もあります。
もちろん、子どもがいても仕事に復帰する人はたくさんいますが、けっこう苦労して復帰したという人も少なくないんです。
仕事をやめる前に考えておこう
仕事をやめてしまうと、次に復帰するのは普通に転職するよりも難しくなります。そのため、結婚や妊娠を機に仕事をやめる場合は慎重に決断する必要があるのです。「周りの友達も辞めてるから」というように安易に退職を決めてはいけません。
そのまま専業主婦になるつもりならいいのですが、「いずれ仕事に復帰したい」と考えているのであれば、本当に退職しても大丈夫なのか? 復帰するとしたらいつ復帰するのか?
そういったことを考えておけば、それなりの準備ができますよね。育児中に資格をとったり、もしくは退職後も週1~2回のパートだけは続けるなど、社会復帰のための準備をしておけば、いざ仕事に復帰するというときもスムーズに復帰できるものです。
ぜひ、退職の決断をする前に自分のキャリアについて考えておくようにしてくださいね。