サービス業でブラックじゃない企業を見つけるには?
2014年9月4日
サービス業と呼ばれる仕事をしている人の中には「サービス業はブラックで当たり前」なんて思っている人もいます。休日を返上して働いたり、月の残業が100時間になったりというのに慣れてしまっていて、「それが当たり前」「仕方ない」と考えていないでしょうか。
今回は、エステ業界を例にブラック企業じゃない職場を見つけるコツを考えてみたいと思います。
ブラック企業なエステって?
- 残業が多すぎる
- 残業代が支払われない
- 有休がとれない
- パワハラがある
- ノルマが厳しすぎる
- 給料が安すぎる
- 産休・育休がとれない
- 商品の自腹購入がある
などなど。筆者自身もエステでの勤務経験があり、また、日頃さまざまなエステに行きつつスタッフさんにお話しを聞いたりもしています。上記のようなことがあるなら、そのエステはブラック企業だと言えるでしょう。
でも、意外にも多くの人が、この現状を理解しながらも「仕方ない」とあきらめてしまっているのです。
エステにもある!ホワイト企業
筆者が思う、働きやすいエステというのは以下のような特徴があります。
- 定休日がある
- 店の雰囲気がいい
- お客さんからの評判がいい
- 料金設定が良心的
- 高級店
- 子持ちエステティシャンがいる
まず、売上が少なく経営が厳しいエステほど、定休日がありません。大手の場合はスタッフの数自体が多いので定休日がなくてもやっていけるところは多いですが、小規模なエステで定休日が無いところは、スタッフも休みなしで働いていることが多いです。また、定休日がなくイレギュラーに店休日があるエステも要注意。スタッフが足りていない証拠です。日曜が定休日の店は、特にホワイト率が高いように感じます。
エステ業界で働くなら、客として行ってみるのがおすすめです。そうすれば、店の雰囲気や客としての印象が分かります。一見フレンドリーな明るい雰囲気の店でも、女の勘で「裏では仲悪そう……」というのはなんとなく分かりますよね。その勘はたいてい当たっています。
さらに、料金設定にも注目してください。通常料金が安すぎるところは要注意。お客さんがいないから料金を下げています。また、マシンの類いも劣悪な中古品でケチっているところが多いです。一方、内容に対して料金が高いところも良くありません。お客さんから搾り取るタイプのエステです。コストパフォーマンスの高い良心的なエステは、スタッフも生き生きと働いているところが多いです。ちなみに、高級店はホワイト企業である確率は高いです。客層もお金持ちが多く、ゆったりと働けるところは多いですよ。
そして、子持ちのエステティシャンが多い店はホワイト企業である可能性がかなり高いと思います。産休・育休をとったあと、夕方16~17時ぐらいまでの時短勤務をしているエステティシャンがいる場合は、会社に制度が整っているということです。お客としてエステに行き、子持ちエステティシャンがいるかどうか聞いてみるといいですよ。
長く働きたいならホワイト企業を見つけよう!
「若いうちだけエステで働ければそれでいい」という人なら、別にブラック企業でもやっていける人は多いと思います。でも、長くこの仕事を続けたいのであれば、うつ病を患ったり体を壊す前に、ホワイト企業のエステを探すようにしてください。
エステのように女性が多い職場は、特に産休・育休や時短勤務など、子育てをバックアップしてくれる体制が整っているというのは重要です。
求人情報を見るだけでは分からないことも多いので、実際に客としてエステに足を運び、実際の雰囲気や実際のスタッフの話を聞いてから、応募するかどうかを決めるのがおすすめですよ。