仕事ができない人に足りないものは「客観視」だった!
2014年4月25日
あなたの周りに、「仕事ができない人」はいますか?
もしくは、あなた自身が自分のことを「仕事ができない人間」だと思っていませんか?
仕事ができない人に足りないものは?
仕事ができないと言ってもいろんなタイプの人がいます。
・同じミスを繰り返す
・ほうれんそうをしない
・やる気がない
など原因はさまざまですが、俗にいう「仕事ができない人」には、共通点があるんです。
それは、
客観視すること
です。
「わたしはいつも周りのことを考えているけれど、それでも仕事ができないんです!」と言う人もいるでしょう。
でも、周りのことを考えていても、客観視ができているわけではありません。
主観的になっていませんか?
周りのことを考えながら仕事をしている、という人でも、それが主観的であれば意味がありません。
「さっきの質問、上司を困らせてしまったかな……」
「○○さんに嫌われてるかも……」
のように、要は自分がどう思われているか?ということが最大の関心事になってしまっていて、主観的な考えに偏っているんです。
これは、客観視とは言いません。
客観視とはどういうことか
客観視するというのは、主観を抜くということです。
客観視するという言葉を、「俯瞰して見る」と言い換えてもかまいません。
俯瞰するというのは、一段高い目線から、全体を見渡すということです。
主観的な考えというのは、自分のことだけに注意が行っている状態。
一方客観視するというのは、全体を見渡して、その中で自分の立ち位置を確認するということです。
さらに例えを挙げると、主観的な状態というのは「木を見て森を見ず」という状態で、地図を持たないまま森に迷い込むような感じです。
客観視するということは、分かりやすい地図を持って森に入り、自分の位置を確認しながら進む、ということです。
こうして考えてみると、自分が客観視しているかどうかがわかるのではないでしょうか?
仕事ができないと言われる人は、「これをやったら上司に怒られるのでは」などと、自分目線でしか考えていません。
職場の全体の状況を考えれば「これはやった方がいい」「これはすぐに報告した方がいい」ということが判断できるのですが、それをしないために「仕事ができない人」だと思われてしまうんです。
客観視は難しい?
普段から自分目線で主観的に考える癖がついている人は、客観視することは難しいと考えがちです。たしかに、慣れていなければはじめは難しく感じるでしょう。
コツとしては、主語を変えるという方法があります。
「○○さんに嫌われているかも……」というのは、「わたしが、○○さんに嫌われているかも……」ということですよね。
仕事をする上で大切なのは、「わたし」だけではなく「会社」「部署」「グループ」です。
また、客観視するために全体を見渡すというのが難しければ、とりあえず他の誰かの主観で考えるのもおすすめです。
「わたしが」ではなく、「○○さんなら」「上司なら」「お客様なら」と主語を付けて、「○○さんならこう思ってるかもしれないな」というように考えることができれば、主観に偏りすぎずに済みますよね。
客観視ができるようになると、仕事も少しずつうまくできるようになってくると思います。一朝一夕でできることではありませんが、意識を変えるだけでも効果は表れてくるので、ぜひ参考にしてくださいね!