便利なクッション言葉で仕事をやりやすくしよう!
2014年7月23日
わたしたち人間は、言語によるコミュニケーションができます。そして、その分「言わないと伝わらない」ということも多いですし、言葉によるコミュニケーションを軽視していると仕事の面でも問題が起こることがあります。
そこで、今回は生きていく上でも便利な「クッション言葉」を紹介したいと思います!
クッション言葉とは?
クッション言葉とは、言いたい内容をストレートにずばっと言うのではなく、クッションのように柔らかくして伝えることができる言葉のことです。
ちょっと言いにくいことを伝えたいときには、クッション言葉を使うことで相手を傷つけたり不快にさせることなく伝えることができるのでとても便利なんですよ。
「そんなことするのはまどろっこしい」と感じる人もいますが、言葉というのは使い方次第で人を傷つけるもので、ストレートに言うことが正しいのではありません。内容によっては柔らかく伝えた方が人間関係が円滑になり、相手を不快にさせないだけでなく、自分自身も不快になることがありません。
たとえば、ちゃんと伝えたいからと思ってストレートに伝えたことで、相手が不快に思ってしまったら、仕事の場合は自分の評価にも影響することがあります。上司を怒らせてしまったり、もしくはお客様を怒らせてしまっては、仕事に差し支えますよね。それよりは、多少面倒くさくてもクッション言葉を使った方が誰も不快にならず、自分自身も守ることができるんです。
使えるクッション言葉を紹介!
- 恐れ入りますが
- お差し支えなければ
- 申し訳ございませんが
- あいにくですが
- 残念ですが
- よろしければ
などなど……
「恐れ入りますが」「お差し支えなければ」は、相手に何かお願いするときに使えるクッション言葉です。「差し支えなければ、こちらにご住所をご記入いただけますか」というように使います。
「申し訳ございませんが」「あいにくですが」「残念ですが」は断り文句です。すっぱり断ってしまうのは難しいものですが、クッション言葉をつけることによって断りやすくなり、相手も不快になりにくくなります。「できません」と言うのではなく、「申し訳ございませんが、いたしかねます」というように使えるようになれば、嫌な仕事を断わりたいときやお客様からの無茶ぶりに困っているときにも重宝しますよ。
クッション言葉は誰でも使えるようになる
クッション言葉は使い慣れていないとなかなか出てこないものです。スマートにクッション言葉を使いこなしている人を見ると、デキる人っぽくて尊敬しちゃいますよね。でも、少し意識してみるだけで、クッション言葉は出てきやすくなります。
クッション言葉を使うことによって、「う~ん」とか「え~っと」とか、不要な言葉を減らすこともできます。う~んとかえっととか言ってるヒマがあるなら、「申し訳ございませんが」と言っている方がスマートですよね。
上司にもクッション言葉を使おう
上司に対して意見を言うのは難しいですよね。特に、「有休をとりたい」というように言いにくいことを言う場合は、なかなか言いだせないものです。
たしかに「○日から3日間有休をいただきます」だけではあまり印象が良くありません。そこで、「大変申し訳ないのですが、○日から3日間有休をいただきたいのですがよろしいでしょうか?」と言い換えてみましょう。
「有休は社員に保証された権利なんだから堂々と行使すべき!!」という考え方もありますが、当然の権利なのですから、控えめに言おうがエラそうに言おうが有休はもらえます。エラそうに言って上司の機嫌を損ねるよりも、控えめにお願いする言い方をして快く休ませてもらう方が自分も気持ち良く休めるのではないでしょうか?
クッション言葉は、お客様と話すときや上司と話すときには本当に便利な言葉です。でも、意識して使わないとなかなか身につかないので、ぜひ普段から意識して使ってみてくださいね。