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職場でやりがちなヘンテコ敬語、紹介します!

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敬語の使い方って難しいですよね。でも、難しいからと言っていい加減な言葉遣いを続けていてはいけません。言葉遣いを間違えないようにするには、まずは自分の敬語が間違っていることを自覚する必要があります。

そこで、ここでは仕事中に間違えやすい敬語を紹介したいと思います!

「おっしゃられる」等の二重敬語

  • 「○○さんがおっしゃられました」
  • 「ご覧になられましたか?」
  • 「拝見させていただきました」

などなど。いずれも、二重敬語と呼ばれる言葉遣いです。

二重敬語とは、敬語の要素が2つ以上入っていて、必要以上に丁寧になっているので「長ったらしい」「嫌味っぽい」という印象を与える恐れのあるものです。丁寧に言えばいいというものではありません。丁寧すぎてもいけないのが、敬語の難しいところです。

まず、「おっしゃられる」というのは、「おっしゃる」と「~られる」という2つの敬語が入っています。「おっしゃる」という言葉がすでに敬語なのですから、「~られる」をつける必要はなく正しくは「おっしゃる」のみで使います。
「○○さんがおっしゃいました」というように使いましょう。

次に、「ご覧になられました」というのは、「ご覧になる」と「~られる」という2つの敬語が入っています。この場合も、正しくは「ご覧になる」のみでOKです。
「ご覧になりましたか?」というように使いましょう。

そして、「拝見させていただきました」というのは、「拝見する」「いただく」という2つの敬語が入っています。そもそも、「させていただく」という表現がまどろっこしいので、連発しないように気を付けなくてはなりません。正解は「拝見しました」です。

ところで、「拝見いたしました」ではないのか、と思われる方が多いと思います。でも、これもよく見てみると「拝見する」と「いたす」という2つの敬語が入っていますから、二重敬語になるんですね。ただ、「拝見いたします」という表現はかなり多くの人が誤用して使っているために、現在では必ずしも間違いではない、とされています。

「承知いたしました」でもそうなのですが、本来は「承知しました」「拝見しました」というのが正しい日本語でも、「いたしました」にしていても良しとするのが最近の敬語だと言えます。もし、東進ハイスクールの林先生のようなエキスパートを相手に話す場合は気を付けた方がいいですが、それ以外の場合は「承知いたしました」「拝見いたしました」と使っていてもさほど問題は無いと言えるでしょう。
(個人的には、シンプルに「承知しました」「拝見しました」と言う方が好きです)

申し上げると申し伝える

「申し上げる」という敬語は比較的よく使いますが、「申し伝える」はなかなか使わないという人も多いのではないでしょうか?

お客様や取引先の人に伝言を頼まれた場合に使う言葉として、正しいのが「申し伝える」です。
「では、そのように申し伝えます」というように使います。

でも、ここで「では、そのように申し上げます」と言ってしまう人は多いんです。申し上げるという言葉は、伝える相手に対する敬語です。つまり、本当はお客様や取引先の人に敬意を表さなくてはならないのに、申し上げると言ってしまうと社内の人間に敬意を表してしまうことになり、敬語として正しくありません。

お客様や取引先との会話の中では、伝言を伝えておく、ということを言いたいなら「申し伝えます」と言うようにしましょう。

「わが社」「弊社」「当社」の違いは?

御社と貴社の違いは、知っている人が多いと思います。御社も貴社もいずれも相手の会社のことを指す言葉ですが、貴社は口頭だと「帰社」や「記者」など意味を取り違えやすいので、口頭では御社、文書では貴社を使うというのが基本です。

一方、自分の会社のことを指す言葉は使い分けができていない人が多いです。「わが社」「弊社」「当社」といった言葉がありますが、シチュエーションによって言い換える必要があります。

この中で、敬語的表現を含んでいる言い方は「弊社」です。弊社というのは自分の会社をへりくだって言うもので、謙譲語的な使い方をします。お客様や取引先を話すときに、もっともよく使うのが「弊社」という言葉になるでしょう。

一方、「当社」というのは基本的な言い方です。「言う」を謙譲語にすると「申す」になるように、当社を謙譲語に直すと「弊社」になる、と覚えておいてもいいでしょう。当社という言葉を使うのは、そこまでへりくだる必要のないシチュエーションで、客観的な事実を述べるときに使われることが多いですね。「当社の昨年の売上は○○万円です」みたいな感じです。「当社比」という言葉を思い浮かべれば、この言葉の客観的な雰囲気が理解できるかと思います。

そして、「わが社」というのは敬語とはかけ離れた言葉、つまり、自分の自慢をしたいときに使う言葉です。「わが社のAという商品は世界でトップのシェアを誇っているのであります!!」というように、自分の威厳を示したいときに使うイメージがありますよね。ですから、基本的にはお客様や取引先に向かって使うことは少ないですが、ここぞというときに使うと効果的な言葉だと言えるでしょう。

このように、敬語の使い方というのは難しく、間違って覚えている人も少なくありません。でも、一方で言葉遣いにこだわる人もたくさんいて、そういう人たちからすれば、間違った敬語を使っている人を見るだけでしっくりこない気持ちになったり、幻滅されてしまうこともあります。

正しい言葉遣いをマスターすることで損することはまずありませんから、ぜひ少しずつ言葉遣いをブラッシュアップしてくださいね!