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会計時の言葉使い、正しくできていますか?

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日本語は難しい言語だと言われますが、特に難しいのは敬語です。日本人でも、敬語の使い方に自信が無いという人は多いですよね。そこで今回は、会計時の敬語の使い方について、紹介したいと思います!

間違いだらけのレジ用語

【おつりがある場合のやりとり】
「1,620円になります」
「2,000円から頂戴します」
「380円のお返しになります」

【おつりがない場合のやりとり】
「1,620円になります」
「1,620円からお預かりします」
「レシートのお返しになります」

おつりがある場合と無い場合、二つのパターンですが、どちらも、なにもかもが間違っています。ところが、この言葉遣いをしている店員というのはいたるところに存在して、正しい言葉遣いをしている人に出会うことの方が難しい状況です。

「みんながそう言ってるんだから別にいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。みんながやっていることであれば、間違っていることをしてもいい、というわけではありませんよね。

しかも、本人たちが知らないだけで、多くのお客様はその言葉遣いの違和感に対してモヤモヤした感情を持っているものです。より良いサービスをおこなうためには、正しい言葉遣いを身につける必要があるでしょう。

「~から」「なります」は言わない!

まず問題になるのが、「~から」と「なります」。これは、2つとも不要な言葉です。
「1,620円になります」ではなく、「1,620円でございます」が正解。「1,620円になります」なんて言うぐらいなら、「1,620円です」とシンプルに言うほうがよっぽどいいです。

「2,000円から頂戴します」「1,620円からお預かりします」というのもダメ。
「から」というのは、「2,000円(お預かりした中)から、(代金の1,620円を)頂戴します」の略だと思われますが、それならそうと言わないと。いくらなんでも略しすぎ。

「から」と「なります」をなくすだけでも、ずいぶんといい言葉遣いになりますよ。

「頂戴します」「お預かりします」「お返しします」

次に注目したいのは、この3つの言い回しです。それぞれ、どのような意味でしょうか?

  • 頂戴します
    頂戴する、という言葉は敬語ですが、普通の言葉に直すと「もらいます」という意味です。つまり、お客様からお金をもらうときに使う言葉です。
  • お預かりします
    お預かりしますというのは、その言葉の通り「預かる」だけであって、もらうわけではありません。つまり、「(一旦)お預かりします」という意味で使う言葉なんです。
  • お返しします
    これは、その言葉の通りお客様におつりを返すときに使う言葉です。

すると、冒頭の例、「2,000円頂戴します」というのが誤りだということがわかります。会計は1,620円なのですから、2,000ももらってはいけません。2,000円は一旦預かるだけで、お釣りを返さなければならないのですから、ここは「1,620円預かりします」が正解です。

逆に、代金ちょうどの金額をお客様が出した場合は「1,620円お預かりします」ではなく「1,620円頂戴します」が正解になりますね。

さらに、お釣りをお返しする際には、「380円お返しします」と言うのは正解。ただし、「レシートをお返しします」は間違いですね。レシートはお客様から預かったものではなく、こちらが発行してお渡しするものです。ですから、レシートを渡す際には「レシートでございます」「レシートをお持ちくださいませ」と言うのが正解だと言えるでしょう。

ちなみに、代金を伝えるときにはここでは「1,620円でございます」としましたが、「1,620円頂戴します」でも正解です。あまり使われないようですが、お客様に金額を知らせるだけでなく、その金額をお客様に出してもらわなくては会計は成立しないのですから、「あなたが買ったものの代金は1,620円なので、1,620円出してください」という意味で、「1,620円頂戴します」は正解です。

お札と小銭のお釣りの返し方

以上は基本的なレジ用語ですが、ここからは応用編。

おつりは、小銭だけの場合もあれば、お札と小銭のお釣りを返すこともあります。多いのは、お札も小銭もひとまとめに返すやり方です。

たとえば、冒頭の例と同じように会計が1,620円で、お客様が5,000円札を出した場合。おつりは3,380円ですよね。
このとき、3千円とレシートを重ねて、さらにその上に小銭を置いた状態で返されることが多いと思います。しかし、この返し方は良いとは言えません。

お札は、お金ですよね。お金を受け皿に使うなんて、失礼だと思いませんか?
正しくは、先にお札をお返しして、お客様がお札を財布に片づけたのを確認してから小銭のお釣りを返す、という流れです。

この場合、言い回しとしてはただ「3,380円お返しします」ではなく「お先に3,000円お返しします。残り、380円お返しします」と言うのが正解。この方がずっと丁寧ですし、忙しいスーパーのレジであっても、これぐらいの手間は惜しまずにできないものだろうか?と思ってしまいます。

このように、レジ用語の間違いというのはとっても多いものですが、その分、正しい言葉遣いができているだけでお客様からの印象も一気に上がります。さらに、職場によっては「この人はプロ意識が高いな」と評価されやすくなり、昇給のチャンスも見込めるでしょう。(実際には上司がそもそも言葉遣いがおかしかったりしますが)

正しい言葉使いができていると、それだけで上品に見えますし、サービスレベルも高く感じるものです。普段レジ係など会計をしている人は、ぜひ参考にしてくださいね。