乳幼児を持つママが仕事を探す前にしておくべきこと
2014年4月17日
子供がいる女性でも、最近は働いている人が多いです。
いわゆる「ワーキングママ」、「ワーママ」と呼ばれる人たちですね。
結婚や妊娠を機に仕事をやめた人でも、子供を産んでからまた社会復帰しようと考える人はいます。
でも、子供がいると、独身のときのように簡単に仕事を見つけることはできません。
よほどレアで需要の高い専門スキルを持っているのであれば別ですが、普通の女性がいきなりバリバリと働けるようになるほど、日本の社会は甘くありません。
今回は、乳幼児を持つママが仕事を探そうとするときに、先にやっておいて欲しいことを紹介します!
今後のライフイベントを確認
働き始めると、今以上に忙しい生活になります。フルタイムはもちろんのこと、パートタイムであっても今より忙しくなることは確実です。
そこで、仕事を探すよりも先に、今後数年のライフイベントを整理しておくようにしましょう。
大きなライフイベントと言えば結婚や出産ですが、今後まだ出産する予定があるなら、それも見越した上で適した職場を探す必要があります。
さらに、子供の予防接種の予定など、子供に関することも整理しておいてください。
子供が小さいほど、予防接種のスケジュールはタイトです。忙しさにかまけて確認しないままにしておくとうっかり接種期間を逃してしまうこともありますので注意してくださいね。
また、子供の小学校入学時期や、今後マイホームを買うなど大きなイベントを予定している場合は、それがいつなのかをしっかり確認しておいてくださいね。
子供が病気になったときの預け先を確保しておく
子供を保育所に預けて働く場合でも、子供が病気になった場合は預けることができません。
「子供が熱を出したら、休まなきゃいけないよね」と考えている人は要注意!
子供が体調を崩したときは休むのが当然、と考えているような人を欲しがる会社はありません。
地域によっても違うと思いますが、「病児保育」というものがあるはずです。
熱がある子供や病み上がりでまだ保育所に行けない子供などを預かってくれるもので、病院の中に併設されているものです。
感染症などで預けられないケースもありますが、普通の風邪なら問題ありませんので、病児保育がどこにあるのか、事前の手続きが必要なのか、などを調べておくようにしましょう。
ファミリーサポートへの登録
ファミリーサポートとは、子供の一時預かりをしてくれるサービスのことです。
これは厚生労働省が主体となって実施しているものですが、一般の有償ボランティアの方が預かってくださいます。
ベビーシッターとの違いは、ベビーシッターは自分の家に来てもらうことができますが、ファミリーサポートの場合はボランティアの方の家で預かってもらう、という点です。
利用料も格安で、保育所への送迎もおこなってくれます。
ファミリーサポートは、病児保育が満室で使えなかったときや、休日出勤しなければならないときなどに重宝するものですし、登録は無料なのでぜひ登録しておきましょう。
家事のやり方を改善する
働きだすと、家事にあてられる時間は減ります。それでも家事の量は変わりません。
いかに効率よくこなせるか、適度に手を抜けるか、ということを考えてみてください。
特に、フルタイムで働く方の夕食作りは大きな課題です。
17時に仕事を終えて保育所に迎えにいき、18時ごろに帰宅して19時に夕食が食べられそうですか?
夕食の買い物を帰宅中にしていたら遅くなってしまいますから、休日にまとめ買いする、出勤前に早くから空いているスーパーに行く、宅配スーパーを利用するなど、対策を考えておきましょう。
事前準備ができていれば面接もうまくいきやすい
しばらく専業主婦をしていた人でも、こうしてあれこれと社会復帰に向けて準備を始めると、どことなく「いきいき」してくるものです。
するとその「いきいき感」は伝わります。
もちろん、対策した内容が面接に直接活きてくることもあります。
小さい子供がいると、子供が病気になった時にどうするのか、ということは必ず聞かれるものです。
このときに、しどろもどろで「欠勤させていただくことになります、すみません……」と答えるのと、「病児保育が○○病院にあるので、そこを利用したいと思います。また病児保育が満室だった場合のためにファミリーサポートへの登録も済ませてあります」と答えるのと、どちらが信頼できるでしょう?
子供がいると求職活動も大変ですが、準備していれば格段に上手くいきやすくなります。
ぜひ、しっかり社会復帰に向けて備えて良い就職先を見つけてくださいね!