事務職の仕事を探す理由は何なのか、考えてみよう
2014年4月17日
今、事務職を希望する人はとても多いです。
では、その理由は何でしょうか?
事務職を希望している人は本当にたくさんいますが、事務職を希望する理由をしっかりと説明できる人はそう多くはありません。
事務職を希望する本当の理由
土日休みだから!
事務職を希望する理由としてもっとも多いのがこれです。
営業職などとは違い、事務職の場合は残業なし、土日祝休み、というところは多いですよね。勤務時間も9時から17時などできっちりしていますし、お給料はさほど高くありませんが、楽に働けそう、というイメージはあります。
子供がいる人でも、事務職は安定しているので選ぶ人が多いです。
パソコンが得意だから!
パソコンを使える人はたくさんいますが、かと言って事務職が務まるとは限りません。
いくらMOSの資格を持っていたとしても、いくら普段からよくパソコンを使っているとしても、事務職としての仕事は別だと考えた方が良いでしょう。
この世の中、パソコンを使える人は腐るほどいます。事務職として採用されるには、「パソコンが得意」というだけではだめだと思いませんか?
事務の実務をこなせてこそ、事務職に向いている人だと言えます。
人間関係は苦手だから一人で黙々と仕事がしたい
この理由も多いですね。
でも、事務職であっても、会社で働くということは人間関係は必要です。営業事務であれば、つねに営業の人との連携が必要になってきます。
筆者は今までいろんな仕事をしてきて、今はフリーランスとして自宅で気ままに働いていますが、世の中に、人と関わりの無い仕事なんて無いと思っています。
自宅で仕事をしていても、クライアントや取材相手などとの関係は絶対に必要ですし、事務職だって、人間関係が大切な仕事の一つだと言えるのではないでしょうか。
ちゃんと説明できなければ採用されない!
事務職は本当に人気があり、倍率が100倍を超えるようなことも珍しくありません。
派遣の場合はもう少し募集の数が多いですが、それでも採用されるのは簡単なことではありません。
事務職を希望している人の多くは上記のような理由を持っているものですが、それをそのまま面接官に伝えるわけにはいきませんよね。
「土日休みだから」と言っても、「じゃあ事務職ならなんでもいいんでしょ?うちの会社で働きたいっていうわけじゃないんでしょ?」と思われてしまいます。
たくさんのライバルがいる中で、そのような答えしか用意できていないと採用されることはないでしょう。
そこで、事務職がいい、というだけでなく、なぜその会社を選んだのか?ということをきちんと説明できるようにしておく必要があります。
本音としては「事務職ならなんでもいい」と思っていたとしても、実際に求人情報を見て会社のことを調べれば、何かしら魅力は見つかるものです。
もちろん、「御社の理念が素晴らしいと思いまして」というだけではマニュアル通りな印象でインパクトはないのですが、なにも言わないよりはマシです。
さらに、下調べを入念にしていけばその会社のことをもっと深く掘り下げて話すこともできます。
その上で、「だから、御社で働きたいと思いました」と言えば、全然印象が変わってきますよ。
事務職を目指す人は、倍率の高さからかやみくもに何社も何十社も受けることも多いですが、本当に採用されたいと思うのであれば、もっと一社一社に対して真剣に向き合う必要があるのではないでしょうか。
事務職で働こうと思っている人は、自分がどうして事務職をやりたいのかを考え、さらに、面接の際にどのように言えば採用されやすくなるのか、ということをきちんと考えた上で面接に臨むようにしてくださいね!